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更新日:2024年3月5日
24時間診療体制でより良い循環器医療を提供します
当院は日本循環器学会認定循環器専門医研修施設であり、地域における基幹病院として、患者さんに最適かつ充実した診療計画を立てるとともに質の高い医療を提供します。緊急性・即応性が求められる循環器治療を行うために、従来から循環器内科常勤スタッフによる24時間365日体制を診療の中心としてきました。急性冠症候群(急性心筋梗塞、不安定狭心症)、急性心不全、急性大動脈解離、急性肺塞栓などの重症度の高い疾患では、発症してから数時間以内の初期治療が生死に大きく影響することから、救急部と連携して速やかに対応します。急性冠症候群の患者さんに対しては、休日夜間に関わらず早急に緊急心臓カテーテル検査及び冠動脈インターベンション(PCI)を施行できる体制を確立しています。2012年8月から循環器直通携帯電話(ホットライン)を運用しており、地域の先生方から連絡をいただいた場合は迅速に対応しています。
また、不整脈の治療はこの20年で大きく進歩しました。各々の患者さんに適した治療を提供するためには、循環器内科医としての一般的な知識に加えて、特殊な知識と経験が必要とされます。このため、不整脈分野の専門的診断と治療を行うことを目的に不整脈専門外来を開設しました。日本不整脈心電学会の不整脈専門医資格を有する、猪飼佳弘医師が担当します。
高齢者や慢性疾患患者では、様々の病態が複合していることが多く、院内28科を有す総合病院のメリットと、院内・院外の連携の良さを生かして、総合的な医療を行うよう心掛けています。