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更新日:2024年12月4日

脳神経外科

概要

地域のニーズに応じた高度医療

脳神経外科分野の医療技術は日々進歩しています。
当院では名古屋大学脳神経外科と綿密な協力体制の下、常に最新の医療技術へのグレードアップを行い、お住まいの地域で安心して脳神経外科治療を受け、その後の通院も行える環境を提供しております。
顕微鏡手術においては術中ナビゲーション、電気生理学的モニタリング、術中蛍光血管撮影の導入により、より安全に手術が行えるようになっています。
また、血管内手術は日進月歩で新しい機器の開発が進み、これを使いこなした治療により多くの患者さんに福音がもたらされています。
そして、脳神経外科分野でも内視鏡手術が発展し、特に下垂体腫瘍などに対しては低侵襲で効果的な治療を受けて頂くことができるようになっています。

未破裂脳動脈瘤

最近特に紹介される患者さんで多いのは、未破裂脳動脈瘤の患者さんです。当院では学会ガイドラインに基づいて、まずは外科治療を選択するべきなのか経過を見るべきなのかを患者さんの年齢や健康状態などから慎重に見極めます。もし、外科治療を選択する方が患者さんにとって医学的によいと判断された場合には、脳動脈瘤クリッピング(開頭術)又はコイル塞栓術(血管内手術)を適切に選択し、専門医師が責任を持って治療を行います。
脳動脈瘤には、クリッピングをした方がよいものとコイル塞栓術をした方がよいものがありますが、当院ではどちらの治療にも偏りのない実績があり、最もよい治療法を提供できます。また、経過観察される場合でも、病院周辺の地域の救急車はほぼ当院に受け入れているため、当院での診察を受けていて頂けると万が一の際にも対応が早くなり、患者さんのメリットも大きいと考えます。

頸部頸動脈の高度狭窄症

この疾患での紹介も年々増えています。学会ガイドラインを遵守して外科治療を選択するべきなのか経過を見るべきなのかを患者さんの年齢や健康状態などから慎重に見極めます。外科治療が必要な場合、患者さん個々の病態により血栓除去術又はステント留置術(血管内治療)のうちより適切なものが選択されますが、当院では両方の治療実績があり、より適切な治療を受けて頂くことができます。

脳腫瘍

脳腫瘍は、悪性・良性の髄膜腫、下垂体腫瘍、聴神経腫瘍など多岐にわたります。
下垂体腫瘍は、専門医(技術認定医)による神経内視鏡治療を行っています。下垂体腫瘍の治療は、外科治療だけでなく、下垂体ホルモンの検査や薬物治療が非常に重要となります。当院では、この分野に長けた内分泌内科があり、協力し治療に当たっています。
三叉神経痛や片側顔面痙攣などの機能的疾患は、手術治療(微小血管減圧術)だけではなく、薬物治療やボトックス治療など患者さんのニーズに合わせて提供を行っています。
もやもや病や頭蓋内血管閉塞や狭窄による脳虚血などの特殊な病態は、しっかりと精査して必要性の高い患者さんについてはバイパス術を行っており、最近、当院で手術を受けられる患者さんが増え、高い血行再建率を達成しています。

近年インターネットにはさまざまな情報があふれていますが、脳神経外科の扱う病気は同じ名前の病気であっても、その患者さんごとに病態は様々です。治療方針に悩み、もっと病気に対する理解を深めたいという患者さんも多く来院されておりますので、お気軽に相談ください。

所属医師

林 重正(医務局副局長 主任部長)

林重正の顔写真

専門分野

  • 脳血管障害、脳腫瘍
  • 神経内視鏡手術

免許取得年

  • 平成08年

所属学会

  • 日本脳神経外科学会
  • 日本神経内視鏡学会

資格

  • 日本脳神経外科学会専門医・指導医
  • 日本神経内視鏡学会専門医(技術認定医)

大島 良介(医長)

大島良介の顔写真

専門分野

  • 脳血管内治療

免許取得年

  • 平成22年

所属学会

  • 日本脳神経外科学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 日本脳神経外科コングレス
  • 日本脳卒中学会

資格

  • 日本脳神経外科専門医
  • 日本脳神経血管内治療学会認定専門医

脇坂 憧子

 

専門分野

  • 脳神経外科一般

免許取得年

  • 平成31年

所属学会

  • 日本脳神経外科学会
  • 日本脊髄外科学会
  • 日本神経内視鏡学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 日本脳神経外科コングレス

山内 元

 

専門分野

  • 脳神経外科一般

免許取得年

  • 令和04年

所属学会

  • 日本脳神経外科学会
  • 日本脳神経外科コングレス
  • 日本脊髄外科学会

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