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更新日:2022年4月28日
血管内治療とは、動脈や静脈に直径1~2mmのカテーテルという細い管を挿入して血管の内側から治療する方法でとても低侵襲に行える治療法です。主に大腿動脈や大腿静脈(太ももの内側の血管)、上腕動脈や上腕静脈(肘の内側の血管)、橈骨動脈(手首の血管)から挿入して行いますが、局所麻酔を行いますので痛みはほとんどありません。この治療法には大きくわけて血管拡張術、血管塞栓術、ステントグラフト内挿術、動注リザーバー留置術、下大静脈フィルター留置術、アブレーション、ペースメーカーなどがありますが、当院の血管内治療センターではこれらにラジオ波焼灼術を加えたIVR(インターベンションラジオロジー)治療を積極的に取り入れています。
血管内治療センターは全ての疾患に万能なわけではありません。血管内治療だけで治療した方が良い疾患、手術と併用して血管内治療を行う必要がある疾患、手術だけで治療した方が良い疾患などさまざまです。従いまして、受診される方にとって最も効果的で負担のかからないように私たちは受診される方とご紹介いただいた先生と一緒に最善の治療法を選択していきたいと考えています。また、どの治療も緊急を要する場合に備えて24時間対応できる体制をとっています。
平成27年度に行った血管内治療は約1,100件(心臓血管治療は約500件)です。
血管内治療センターへの受診を希望される方へ
血管内治療センターの受診対象者は、診療所や病院から紹介された方としています。
当院では各診療科で診察の上、最適な治療方法を選択していきますので、各診療科あての紹介状をご持参ください。
血管内治療センターの受診を希望される方は、かかりつけの診療所や病院の先生にご相談ください。
お問い合わせ 春日井市民病院
電話 0568-57-0057