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更新日:2024年11月1日
画像診断を通じ、より高度な医療の提供を目指します
近年、コンピューター断層撮影法(CT)や磁気共鳴画像(MRI)などの画像診断装置の進歩にはめざましいものがあり、診断技術・精度とも飛躍的に向上しています。患者さんには身体に負担が少なく、より精度の高い検査を受けていただけるようになってきています。一方で、検査数は右肩上がりに増加し、一検査から提供される情報量は膨大となっています。例えば、胸部から骨盤部までのCTを行った場合、わずか10秒たらずのスキャンで1000枚前後の画像が提供されます。こうした膨大な画像情報を迅速かつ正確に評価するためには専門的なトレーニングが不可欠です。当科では、画像診断のエキスパートである放射線診断医がCT、MRI、RI(核医学検査)で撮像された画像を読影し、正確で信頼性の高い報告書を各診療科に提供し、病院の診療の質や患者さんの健康の向上に貢献しています。
当院では、4台のマルチスライスCTと、1.5テスラMRI2台、3.0テスラMRI1台を配し、日本医学放射線学会より放射線科専門医修練機関として認定を受けるとともに、臨床研修医のローテート研修や名古屋市立大学からの医学部学生の病院実習を行っています。
かかりつけ医からの紹介によるCT、MRI、RIなどの依頼検査にも対応し、地域完結型医療に積極的に取り組んでいます。