ホーム > 診療科・部門 > 循環器内科 > 循環器内科の診療内容と主な対象疾患

ここから本文です。

更新日:2026年8月18日

循環器内科の診療内容と主な対象疾患

循環器病床は、一般病床の他に、集中治療室(ICU・CCU)を有し、重症患者受け入れ要請に柔軟に対応することができます。設備面では、心臓超音波検査、運動負荷心電図検査、冠動脈CT、負荷心筋シンチ検査、心臓MRIなどの非侵襲的検査から、心臓カテーテル検査、心臓内電気生理学的検査などの侵襲的検査を積極的に行っています。バイプレーン血管撮影装置2基(1台は心臓専用)を設置しています。

対象疾患と心臓リハビリテーション

虚血性心疾患不整脈心不全心臓リハビリテーション

虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)

虚血性心疾患は、心臓の筋肉(心筋)に酸素や栄養を供給する冠動脈という血管が狭くなったり詰まったりすることで起こる病気です。動脈硬化の進行が主な原因で、心臓への血流が不足することにより、胸痛や圧迫感などの症状が生じます。

狭心症

冠動脈が「狭く」なり、一時的に血流が不足する状態です。

狭心症の特徴

  • 階段を上る、急いで歩くなど運動時に胸痛が出現
  • 数分から15分程度で治まるのが典型的
  • 胸が締め付けられるような圧迫感や痛み
  • 胸全体だけでなく、肩や背中、腕などに痛みやしびれが起こることがある
  • 休むと改善

狭心症の種類

  • 労作性狭心症:階段を上る、重い荷物を持つなど、運動時など一定以上の労作(心臓に負荷がかかる)で症状が出現します。
  • 冠攣縮性狭心症(異型狭心症):安静時、特に夜間や早朝に血管の痙攣により起こります。

注意が必要なサイン

以下のような症状があれば不安定狭心症の可能性があり、心筋梗塞に移行しやすい危険な状態です。

  • 今までより軽い労作や安静時に症状が出現
  • 胸痛の持続時間が長くなる
  • 痛みの程度が強くなる

kyousinsyou

心筋梗塞

冠動脈が「完全に閉塞」し、血流が途絶えることで、その先にある心筋が壊死に陥った状態です。

心筋梗塞の特徴

  • 突然の激しい胸痛が20分以上持続
  • 狭心症よりもはるかに強い痛み
  • 冷汗、吐き気、めまいを伴うことがある

緊急性

心筋梗塞は冠動脈が血栓等で完全に詰まり、心筋の一部が壊死する病気です。心筋壊死による不整脈や心不全などの合併症を起こす可能性が高く、一刻も早い治療が必要です。

amiap

危険因子(リスクファクター)

動脈硬化を進行させる以下の要素が、虚血性心疾患の発症リスクを大きく高めます。

  • 生活習慣病:高血圧、脂質異常症(高コレステロール血症)、糖尿病、高尿酸血症
  • 嗜好品・生活環境:喫煙(特に冠攣縮リスクを上昇)、過度な飲酒、運動不足、精神的ストレス
  • その他:高齢、家族歴(遺伝的素因)

診断と主な検査

急性期か慢性期か、また患者の状態に応じて以下の検査を組み合わせて診断します。

  • 心電図(12誘導・ホルター):不整脈の有無、虚血や心筋壊死に伴う電気的変化(ST変化など)を捉える。
  • 血液検査:心筋壊死マーカー(トロポニン、CK-MBなど)の測定
  • 心エコー検査:心筋の壁運動の低下や、心機能を視覚的に評価
  • 冠動脈CT:造影剤を使用し、冠動脈の狭窄度やプラークの性質を非侵襲的に評価
  • 心臓カテーテル検査(冠動脈造影:CAG):血管内の狭窄部位を確実にとらえる確定診断のための検査。そのまま治療へ移行可能

虚血性心疾患の治療

薬物療法

心臓の負担を軽減し、血管を拡張させ、血栓形成を予防します。

  • 亜硝酸剤:血管を拡張し心臓への負担を軽減
  • ベータ遮断薬:心拍数や血圧を下げ心臓への負担を軽減
  • カルシウム拮抗薬:血管を拡張
  • 抗血小板薬:血栓形成を予防

冠動脈インターベンション(PCI)

手首や足の付け根の血管からカテーテルを挿入し、狭窄・閉塞した冠動脈を風船(バルーン)で膨らませ、ステント(金属の網状の筒)を留置して血流を再開させる低侵襲治療です。再狭窄の減少に寄与できる薬剤溶出性ステントの留置が主流であり、血管内超音波(IVUS)や光干渉断層法(OCT)、血流予備量比(FFR)などを用いることにより、さらなる再狭窄の減少・成績向上に努めています。急性心筋梗塞や不安定狭心症に対しては、発症からいかに早くこの治療を行えるかが予後を左右します。

pci

冠動脈バイパス術(CABG)

狭窄部位の先(末梢側)に、体内の自身の血管(内胸動脈や大伏在静脈など)を繋ぎ、新たな血液の回り道(バイパス)を作る外科手術です。左冠動脈主幹部(LMT)の病変や3枝病変(主要な3本の血管すべてに高度狭窄がある場合)、糖尿病を合併している多枝病変などカテーテル治療が適用でない場合に適合されます。

cab

 トップへ戻る↑

不整脈

不整脈は、心臓の脈拍が正常なリズム(1分間に60〜100回)から外れて、速くなったり(頻脈)、遅くなったり(徐脈)、あるいは不規則に乱れたり(期外収縮など)する状態の総称です。その不整脈が「放置してよいもの(良性)」か、「治療が必要なもの(悪性・病的)」かを見極め、病態に応じたアプローチを選択することが重要になります。

不整脈の3大分類

不整脈は、脈の速さと乱れ方によって大きく3つに分類されます。

頻拍性不整脈(脈が速くなる:目安として100回/分以上)

刺激伝導系以外の場所で異常な電気信号が発生したり、電気が回路をぐるぐると回り続けたり(リエントリー)することで起こります。

最も多い頻拍性不整脈は心房細動で、日本では70万人以上が罹患しています。時々出現する初期段階の発作性心房細動から、経年的に持続性心房細動に移行します。

(主な疾患)

 心房細動(AF)、発作性上室性頻拍(PSVT)、心室頻拍(VT)、心室細動(Vf)など。

(症状)

  • 脈のリズムが完全に不規則で動悸がする
  • 胸の苦しさ、息切れ、めまい、ふらつき

  ※ 症状がない場合も珍しくありません

(リスク)

  • 心室細動:心臓から血液を送り出せず心停止に直結する致死性不整脈です。
  • 心室頻拍:血圧が低下したり、心室細動への移行の可能性があり、命に係わる危険な不整脈です。
  • 心房細動:心房内で血栓(血の塊)が形成されやすく、それが脳に飛ぶと脳梗塞(心原性脳塞栓症)を引き起こすため、極めて重要な管理対象となります。太い血管で詰まり、重症の脳梗塞を引き起こすことが多く見られます。 

徐脈性不整脈(脈が遅くなる:目安として50回/分未満)

電気信号を出すペースメーカー(洞結節)の機能低下や、電気信号の通り道(房室結節など)が途絶えることで起こります。

(主な疾患)

  • 洞不全症候群:心臓のペースメーカーである洞結節の機能異常
  • 房室ブロック:心房から心室への電気伝導の障害

(症状)

  • 脳への血液が一時的に、あるいは慢性的に不足することで、脳血流が低下し、めまい、ふらつき、強い倦怠感、ひどい場合には失神(A-Stoke発作)を引き起こします。

(リスク)

  • 心拍数が少ない状態が長く続くと、心臓は1回の収縮でより多くの血液を送り出そうと無理を始めます。また、拍動が遅すぎることで血液がうっ滞し、心臓の筋肉に過度な負担がかかることで心不全になる可能性があります。また、洞不全症候群や房室ブロックは、心停止につながる可能性もあります。

 

zyomyaku

期外収縮(脈が飛ぶ・不規則に乱れる)

本来のタイミングよりも早く、心房や心室から異所性の電気信号が発生する、最も頻度の高い不整脈です。

  • 主な疾患:上室性期外収縮(SVPC)、心室性期外収縮(VPC)。
  • リスク:多くの場合は良性で治療不要ですが、連発するものや基礎心疾患(心筋梗塞や心不全など)を伴う心室性期外収縮は、致死性不整脈へ移行するリスクがあるため注意を要します。

頻拍性不整脈の治療方法

治療の目的は、「症状の緩和・QOLの向上」と「予後の改善(突然死の防止、脳梗塞の予防)」の2点です。現代医療では、薬物療法だけでなく、カテーテルインターベンションやデバイス治療が確立されています。

薬物療法

作用メカニズム(Vaughan Williams分類やSicilian Gambit分類など)に基づき、ナトリウム(Na)チャネル遮断薬、β遮断薬、カリウム(K)チャネル遮断薬、カルシウム(Ca)チャネル遮断薬などが使い分けられます。

  • 抗不整脈薬:脈の乱れを抑えたり、心拍数をコントロール(レートコントロール)します。
  • 抗凝固療法:心房細動に対しては、脳梗塞予防のためにDOAC(直接作用型経口抗凝固薬)やワルファリンによる血液サラサラの治療が必須となります。

非薬物療法(カテーテルアブレーション)

カテーテルアブレーションは、心房細動、発作性上室性頻拍、心房粗動などに対して、カテーテル先端から高周波通電や冷凍凝固(クライオ)を行い、異常な電気信号の発生源や伝導路を焼き切る(あるいは隔離する)根治的治療です。この治療の詳細は、カテーテルアブレーションからご覧いただきことができます。

abu

徐脈性不整脈の非薬物療法(ペースメーカー移植術)

ペースメーカー移植術は、洞不全症候群、高度・完全房室ブロックに対して、皮下に本体を植え込み、電気刺激によって必要な心拍数を維持する徐脈治療です。

ペースメーカーの進歩

以前は、心筋にリード線を留置するペースメーカーが主流でしたが、近年、リードレスペースメーカーが登場し、当院でも施行可能です。重さ1.75g、長さ25.9mmと小型でちょうど一般的なビタミンカプセルと同じぐらいの大きさです。カテーテルによる留置が可能ですので、従来の恒久ペースメーカー植込み術に比べて体への負担が軽減できると考えられています。リードレスペースメーカーは、従来の恒久ペースメーカー植込み術に関連した、主要な合併症の約半数を占めるリード・ポケット関連の合併症を回避することが可能です。

リードレスペースメーカー

re-doresupm

リード式ペースメーカー(DDD型)

DDDpm

危険な不整脈の非薬物療法(ICD移植術)

ICD(植込み型除細動器)の適応となる主な疾患や病態は、「致死性不整脈による心停止(心臓突然死)のリスクが高い、またはすでに発症したことがある」ケースです。致死的な不整脈を検知するとICDが心臓に電気ショックを行い、救命します。

適応は大きく「一次予防(まだ発症していないがリスクが極めて高い)」と「二次予防(すでに発症したことがある)」の2つに分類されます。

一次予防(背景にある主な疾患)

致死性不整脈をまだ起こしていなくても、心機能の低下や遺伝的要因によって突然死のリスクが高い疾患が対象です。日本のガイドライン(循環器病ガイドラインなど)に準拠した主な疾患を挙げます。

1.器質的心疾患(心筋の障害によるもの)

心筋の線維化や菲薄化(ひはくか)が不整脈の回路となりやすいため、特に左室駆出率(LVEF)が35%以下に低下している症例で強く推奨されます。

虚血性心疾患(陳旧性心筋梗塞など)

  • 心筋梗塞後の瘢痕組織が原因で心室頻拍・心室細動を誘発しやすい状態。

非虚血性心筋症

  • 拡張型心筋症(DCM)
  • 肥大型心筋症(HCM / HOCM)(特に心筋肥厚が著しい、または突然死の家族歴がある場合)
  • 不整脈源性右室心筋症(ARVC)

心筋炎の後遺症、心サルコイドーシス、心アミロイドーシス

2.遺伝性不整脈(イオンチャネル病など)

心臓の構造自体には異常(器質的疾患)が見られないものの、心筋細胞の電気的な通り道(イオンチャネル)の異常により突然死を来す疾患です。

ブルガダ(Brugada)症候群

  • 夜間や静息時に心室細動を起こしやすい。

Q-T延長症候群(LQTS)

  • 多形性心室頻拍(Torsade de Pointes)を惹起しやすい。

Q-T短縮症候群(SQTS)

J波症候群(早期再分極症候群)

カテコラミン誘発性多形性心室頻拍(CPVT)

  • 運動や精神的緊張による交感神経亢進で心室頻拍が誘発される。

icd

※ 心不全の重症度が高く、心電図上でQRS幅の延長(特に左脚ブロックのパターン)が見られる場合は、致死性不整脈の予防(ICD機能)に加えて、心臓の収縮のズレを補正して心不全症状を改善させる両心室ペーシング機能(CRT-D)の適応となるケースがあります。

二次予防(発症既往がある場合)

原因疾患を問わず、以下の病態を経験した患者さんが対象となります。

  • 心室細動(VF) または 血行動態が破綻する持続性心室頻拍(VT) による心停止から救命された場合
  • 器質的心疾患(心臓の構造的な異常)や遺伝性不整脈に伴う、原因不明の失神(不整脈が強く疑われるもの)

 トップへ戻る↑

心不全

心不全とは病名ではなく「状態」を表す言葉です。心臓のポンプ機能が十分に働かなくなった結果、身体に必要な血液や酸素が行き渡らなくなる状態のことです。様々な心臓の病気が原因となって引き起こされる症候群です。

近年、高齢化社会の到来とともに、心不全入院患者数が増加しています。心不全は重症度や基盤疾患などにより治療方法や入院期間が異なりますが、死亡率や再入院率が高いことが問題であります。少しでも早く自覚症状を取り、生活の質を低下させないよう、さらには予後の改善を目指した治療を行っています。また、ひとりの患者さんが保有している併存疾患の数が年々増加しており、高血圧症や糖尿病などの慢性疾患の管理が重要となっています。

主な症状

分かりやすい症状

  • 息が苦しくなる:息がとてもはやくなる。横になると苦しくなる。ヒューヒュー、ゼーゼーします。
  • 胸がドキドキする
  • 足がむくむ:脛(すね)のあたりを指で押さえると凹(へこ)んで、元に戻るのに30秒ぐらいかかります。
  • 尿が減ってきたり、体重が増える

目立たない症状

  • ご飯が食べたくなくなる
  • 気持ち悪くなる
  • 疲れやすくなる
  • 汗が出て体が冷える
  • 顔色が青白くなる

※ いつも通りの日常動作が息苦しく感じることは、心不全悪化の初期のサインの可能性があります。そうなると、つらい動作を無意識に避けるようになります。がまんしないで早期に受診することは、心不全悪化を防ぐ第一歩です。

心不全の3大原因とその他の原因

心臓の筋肉や弁、あるいは血管に負担がかかるあらゆる病気が原因となり得ます。

sinhuzengenin

1.高血圧性心疾患(心臓に常に高い圧力がかかる)

心臓はポンプのように縮んだり膨らんだりして全身に血液を送り出していますが、この時に血管の壁に押し寄せる血液の圧力(血圧)が強すぎる状態が慢性的に続くと「高血圧」と診断されます。2025年のガイドラインでの高血圧は、病院の診察室で測定した場合、最高血圧が 130 mmHg 以上、または最低血圧が 80 mmHg 以上が基準となります(自宅で測る家庭血圧の場合は、少し低めの 125 / 75 mmHg 以上が基準です)。

  • 長期間の高血圧により心臓に負荷
  • 心筋の肥大化と繊維化が進行
  • 心臓が硬くなり拡張しにくくなる

2.虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症など、心臓の血管が詰まる病気)

  • 心筋梗塞:梗塞の範囲が大きいと急激に心不全を起こす
  • 虚血性心筋症:多枝にわたる高度狭窄で心筋が「冬眠状態」になる

3.心臓弁膜症

弁膜症(しんぞうべんまくしょう)は、心臓の中にある「弁」が正常に機能しなくなる病気です。心臓には血液を一定方向に流すための4つの弁(僧帽弁、大動脈弁、三尖弁、肺動脈弁)があり、これらが開閉することで効率的なポンプ機能を維持しています。弁に起こる不具合は、大きく分けて次の2パターンがあります。これらが同時に起こる「狭窄兼閉鎖不全症」もあります。特に左心系(全身に血液を送る側)に位置する大動脈弁と僧帽弁(そうぼうべん)は高圧にさらされるため、トラブルが起きやすい傾向にあります。

  • 大動脈弁狭窄症:弁が開きにくくなり心臓に負荷
  • 僧帽弁閉鎖不全症:血液の逆流により心臓に負荷

armr

その他の原因:心筋症(心臓の筋肉自体の異常)

心筋症は、高血圧や虚血性心疾患(心筋梗塞など)、弁膜症といった明確な原因がないにもかかわらず、心臓の筋肉(心筋)そのものに異常が生じ、心臓のポンプ機能が低下していく病気です。

心筋症の主要な3病型

1. 拡張型心筋症

  • 病態:左心室の筋肉が薄く引き伸ばされ、心腔が大きく拡がってしまいます。

kakucyou

2. 肥大型心筋症

  • 病態:主に左心室の壁が異常に厚くなります。

hidai

3. 拘束型心筋症

  • 病態: 心室の壁(Walls of ventricles)が異常に硬くなり、線維化や異常物質の沈着(アミロイドーシスなど)が起こります。

4.その他

右心室の心筋が脂肪や線維組織に置き換わる不整脈源性右室心筋症(ARVC)や、ストレスなどが引き金となる一時的なたこつぼ心筋症などもあります。

診断と検査

医療機関では、主に以下のような検査を組み合わせて診断します。

血液検査(BNP / NT-proBNP)

  • 心臓に負担がかかると分泌されるホルモンの値を測定します。心不全の診断や重症度把握に非常に有用です。

胸部X線(レントゲン)検査

  • 心臓が大きくなっていないか(心拡大)、肺に水が溜まっていないか(肺うっ血)を確認します。

心電図検査

  • 不整脈の有無や、過去に心筋梗塞を起こしていないかを調べます。

心エコー(超音波)検査

  • 心臓の動きをリアルタイムで観察し、ポンプ機能(射出率:EFなど)や弁の状態を評価します。

治療と管理

心不全の治療は「症状を和らげること」と「入院が必要になるような悪化(増悪)を防ぐこと」が2大目標になります。そのため当院では、心不全患者さんの再入院を防ぐために「心臓リハビリテーション」「心不全教育入院」「心不全地域連携パスで再入院予防」などの取り組みを行っています。

生活習慣の改善

塩分制限、水分管理、適度な運動、禁煙・節酒

薬物療法

  • ACE阻害薬/ARB:降圧薬ですが、心臓への負担軽減が可能です。
  • ベータ遮断薬:心拍数・血圧のコントロール、心保護作用があります。
  • 利尿薬:体内の余分な水分を除去します。
  • SGLT2阻害薬:糖尿病治療薬ですが、心保護作用があります。
  • ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬:利尿作用、心保護作用があります。

非薬物療法

  • 心臓再同期療法(CRT):重症心不全に対する治療です。
  • 植込み型除細動器(ICD):突然死の予防目的に行います。

 トップへ戻る↑

心臓リハビリテーション

心筋梗塞や心不全など心臓に病気をかかえた患者さんが、より質の高い社会復帰や病気の再発・悪化予防を目指して行うリハビリテーションのことです。運動療法を含んだリハビリテーションは、心筋梗塞の再発予防に有用であり、予後を改善することが報告されています。また、高血圧、糖尿病、肥満、脂質異常症など動脈硬化の危険因子を改善します。

急性心筋梗塞の患者さんでは、急性期から個別的な処方に基づいた運動療法を開始し、徐々に活動量を増やしていきます。退院後も可及的に外来通院で心臓リハビリテーションを継続していただきます。心肺運動負荷試験を行うことができる患者さんでは、ひとりひとりに合った運動の強度を設定して、具体的な運動処方を行います。3か月後、6か月後に負荷試験を反復して行うことにより、運動処方内容を更新します。当院では心臓リハビリテーション指導士が2名常勤しています。詳しくは「心臓病センター」をご覧ください。

心臓病センター」をクリックしていただければサイトへ移動できます。

 トップへ戻る↑

地域医療への貢献

  • かかりつけ医などから紹介された患者さんは、循環器内科専門医による紹介外来にて、待ち時間少なく診療を受けられます。治療により病状安定後は、紹介元の先生に再び通院し、密接に連携しながら質の高い慢性疾患のフォローアップを行います。
  • 地域連携の研究会・講演会を通じて、地域の先生方と“顔のみえる”フレキシブルな連携を行います。
  • 急性冠症候群、心不全の患者さんでは、地域の先生方の協力を得て作成した地域連携パスを用いて、ひとりの患者さんを地域というチームで支えていく診療体制を目指します。

 トップへ戻る↑

臨床研究

当科は、目の前の患者さんの診療を行うだけでなく、常に効果的な医療を提供し続けるために、臨床研究にも積極的に取り組んでいます。実際の臨床経験から得られた新しい知見や情報を国内外の学会で発表するとともに、学術雑誌に報告しております。

 トップへ戻る↑

ページの先頭へ戻る