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更新日:2022年9月15日

脳神経内科

主任部長 山下 史匡

脳神経内科が診療している疾患には、脳梗塞などの脳血管障害が最も多く、その他にもパーキンソン病や脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、ギラン・バレー症候群などの神経難病、アルツハイマー病を代表とする認知症、髄膜炎や脳炎といった神経感染症、てんかんなどの発作性疾患など多岐にわたる領域があります。とくに発症4時間30分以内の脳梗塞に対するrt-PA静注療法(静注血栓溶解療法)は愛知県内のみならず全国的にも多くの症例実績があります。2016年は、脳梗塞急性期入院患者394例のなかで、96例にrt-PA治療を行いました(24.3%)。初期研修医・看護師・脳神経内科医師といったチーム医療で、一人でも多くの患者の後遺症を減らすために日々努力しています。脳卒中センター医師とも協力して、血栓除去術などの血管内治療も行っています。神経内科外来では、毎日非常に多くの初診患者が受診されています。もの忘れ診療は、アルツハイマー病をはじめとする認知症の診断と治療、生活環境の整備など今後の高齢化社会には必ず必要となる知識となります。

当科には5名の脳神経内科医師が常勤しており、神経疾患の対応に関しては他院からの紹介や転院症例も多く、臨床研修医としては非常に稀な疾患の診療にも携われると思います。急性期から慢性期まで研修医ローテートの中で神経学的な診察法や手技の取得も含めて、皆さんと共に勉強が出来ればと思います。

脳神経内科の主なスケジュール

午前

外来(新患)

午後

回診

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