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更新日:2022年9月15日

外科

医務局長兼主任部長 渡邊 真哉

医務局長兼外科主任部長 渡邊真哉の顔写真

当院は、名古屋大学腫瘍外科(旧第一外科)ならびに同血管外科の関連施設であり、豊富な消化器疾患、血管疾患、乳腺疾患を扱っており、年間1400件以上の手術、なかでも全身麻酔は約1,100~1,200件と多く行っています。これは愛知県内屈指の症例数です。当科の特徴は消化器外科では、腹腔鏡手術による低侵襲治療から、年間約70例以上の肝切除、約10例の骨盤内臓全摘術など市中病院レベルでは非常に大きな手術まで幅広く積極的に行っていることです。また、血管外科領域ではintervention radiology(IVR)の治療経験が豊富で、血管疾患のみならず、外傷性出血や、消化管出血、腸間膜血栓症などの急性腹症に対してもその適応を拡大しています。

もう一つの大きな特徴は、緊急症例が多いことです。救急搬送は愛知県内トップクラスの多さです。それ故、年間300例以上の全身麻酔を要する緊急手術を行っています。

当院で研修を行った場合、2年間の初期臨床研修の間で外科をローテート期間中、気管内挿管、中心静脈カテーテル留置の手技取得、ヘルニア、虫垂炎の術者の経験、手術記録の記載方法、術前術後管理能力の取得を目標にします。3年目からの後期研修では、各外科疾患の正しい診断、ヘルニア、虫垂炎の術者の経験をさらに深めたのちに、腹腔鏡下胆摘や基本的な開腹胃・大腸手術を行い、4、5年目にはさらに進んだ腹腔鏡手術、肝切除、膵切除の術者を経験するようになります。また、血管外科のIVR治療に多く携わることができます。

若手医師は緊急症例で育つといわれています。当院の環境下にいれば、必然的にとっさの判断力、手際良い手技取得が可能になると思います。特に外科を志す研修医には、有意義な研修となるのではないでしょうか。とにかく症例が豊富ですので、研修医が多くても一人当たりの症例が不足することはありません。また、学術的にも、多くの学会発表、論文発表を行っています。

忙しいですが、和気あいあいの雰囲気で仕事ができる環境です。

百聞は一見に如かず。興味があれば見学に来てください。

外科の主なスケジュール

午前

回診

ルート確保・採血

手術

午後

手術

 

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