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更新日:2022年9月15日

呼吸器内科

主任部長 岩田 晋

呼吸器科主任部長 岩田晋の顔写真

呼吸器内科は幅広いcommon disease を診る最も内科らしい科の一つです。
悪性腫瘍、感染症、アレルギー、機能的疾患、職業・環境関連疾患など、急性期から慢性期まで多領域の知識をカバーし、さらに呼吸管理や画像診断、気管支鏡検査などのより高度な技能も求められます。
大変な仕事のように感じられるかもしれませんが、逆に言うとcommon diseaseをベースとして、その上に専門性を持つための選択肢が多いということでもあります。

また肺がんや間質性肺炎、COPDなどの治癒困難な疾患と相対する性質上、病気だけではなく、価値観や人生観など患者さんそのものとしっかり向き合う姿勢が重要な科でもあります。
「人を診る」という医療の原点が呼吸器内科の根源にはあります。

大学を卒業したての若い皆さんにとっては、このような役割を担うことに対して重荷に感じられるかもしれません。しかし、治すことのできない病気を抱える人に寄り添ってその苦痛を和らげることや人生の最期をきちんと見届けてあげることも、本来医師という職業の大切な役割の一つなのだということに気付くことができると思います。
このような患者さんに触れる機会が多い呼吸器内科は、長い医者人生を懸けるに値する、本当にやりがいのある科だと思っています。

近年、女性のキャリアパスについての関心が高まりつつありますが、女性医師にとって、産休・育休後の復帰のしやすさは、とても重要な問題です。その点、呼吸器内科は幅広い疾患を扱うわりに全国的に専門医が少ない科であるため、自分が関与できる勤務形態を選択しやすく、比較的現場復帰しやすい診療科だといえます。当科としても、本人の希望する方針に沿えるよう全面的にバックアップを行う用意があります。

このように、春日井市民病院呼吸器内科では、とことん患者さんと向き合いたい方、プライマリケアに興味のある方、ライフプランに合わせつつ専門性を持った医師として活躍し続けたい方など、さまざまな希望に柔軟に対応することができます。

当院呼吸器内科は看護師・薬剤師・リハビリスタッフなどの他職種を巻き込みチーム医療を行うことで全人的に患者さんの治療にあたっています。また、NPPV、気管支ナビゲーションソフトなどの機器が備わっており、治療に応用されています。また、研修医の皆さんにも実践力として積極的に診療に参加していただきつつ、全員で臨床問題に立ち向かっています。

私たちは、患者さんだけでなく、研修医の方々ともしっかり向き合いながら医療を進めています。すでに呼吸器内科を志望している方も、そうでない方も、一度見学にお越しいただき、呼吸器内科の現場に触れてみて下さい。

呼吸器内科の主なスケジュール

午前

回診

午後

気管支鏡検査

救急外来対応

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