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更新日:2024年11月19日
産婦人科の一番の特徴は、人間の生と死に関われる診療科であることです。尊い生命の誕生の瞬間に立ち会い、進行がんで治る見込みがない病とともに生きる人生を診る。家族が増える喜びを分かち合い、家族を失う悲しみも分かち合う。妊婦さんや患者さん本人だけでなく、その方の背景には愛する家族がいる。同様に研修医・専攻医の先生、我々スタッフにも愛する家族がいる。すぐそばに家族の存在を感じることができる、そんな温かい医療が当科の魅力です。
かつては3K「きつい」「汚い」「危険」な診療科と考えられた時代もありましたが、近年は3Y「喜びがある」「優しい心になる」「やりがいがある」診療科であり、産婦人科医師数が増加しています。もともと女性医師が多い診療科であるため、妊娠・出産・育児を経験後も復帰がしやすく、大~小規模総合病院・産科クリニック・婦人科クリニック・不妊治療専門施設・健診施設等、ライフステージに合わせた多様な働き方が可能です。もちろん男性医師も育児を担うために(4つ目のY)「休みが取れる」環境になってきています。
産婦人科志望の先生もそうでない先生もお待ちしています。女性の先生は自分自身の体のことですし、男性の先生は愛するパートナーの身に降りかかることです。産婦人科に興味がない先生も臨床現場で学んで損することはありません。ぜひ一緒に勉強をしましょう。