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更新日:2026年6月18日

片側顔面麻痺

片側顔面麻痺(へんそくがんめんまひ)とは

片側顔面麻痺は、自分の意思とは関係なく、顔の片側の筋肉がぴくぴくと痙攣(けいれん)する疾患です。

一般的には目の周りから始まり、徐々に口元や頬、顎の方へと広がっていくのが特徴です。命に関わる病気ではありませんが、対人関係で気になったり、集中力を削がれたりと、生活の質(QOL)に影響を与えることが多いものです。

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主な原因

多くの場合、顔の筋肉を動かす「顔面神経」の根元を、周囲の血管が圧迫することで起こります。血管の拍動が神経に伝わり、神経が過敏に反応して勝手に電気信号を送ってしまう、いわば「ショート」したような状態です。

※ 稀に脳出血、脳梗塞、腫瘍などが原因となることもあるため、MRI検査などで血管の状態を確認するのが一般的です。

症状の現れ方

  • 初期: 片方の目の周り(まぶた)がピクピクする。
  • 進行: 次第に同じ側の口元、頬、首の筋肉まで痙攣が広がる。
  • 特徴: 緊張している時、疲労が溜まっている時、あるいは強く目をつぶった後に症状が出やすくなります。重症化すると、痙攣によって目が開けにくくなることもあります。

主な治療方法

現在は主に以下の3つの選択肢があります。

  • 薬物療法: 神経の過剰な興奮を抑える薬(抗てんかん薬など)を服用します。ただし、根本治療ではないため、症状が軽い場合に検討されます。
  • ボツリヌス療法(ボトックス注射): 痙攣している筋肉にボツリヌス菌由来のタンパク質を注射し、筋肉の動きを一時的に麻痺させます。数ヶ月ごとに通院が必要ですが、外来で手軽に行えるため、現在最も一般的な治療方法です。
  • 手術(微小血管減圧術): 耳の後ろを切開し、神経を圧迫している血管を離す手術です。完治が期待できる唯一の方法ですが、全身麻酔や入院を伴うため、医師と慎重に相談して決定します。

もし、目の周りだけでなく口元まで引きつるような感覚がある場合は、脳神経外科や脳神経内科を受診し、一度MRIなどで神経の状態を確認することをお勧めします。

 

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