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更新日:2026年5月7日

三叉神経痛

三叉神経痛とは

三叉神経痛(さんさしんけいつう)は、顔の感覚を脳に伝える「三叉神経」が刺激されることで、顔の一部に激しい痛みが生じる疾患です。

その痛みは非常に強く、「顔に電気が走るような」「刃物で刺されるような」と表現されることが多く、数秒から数十秒ほど続くのが特徴です。

主な症状

痛みの部位

 顔の片側(右または左)に起こります。特に顎(あご)、頬、鼻の横などに現れやすく、目の周りに来ることもあります。

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誘因

何気ない動作がきっかけになります。

  • 洗顔、髭剃り、歯磨き
  • 食事、会話
  • 冷たい風に当たる、顔に触れる

痛みの持続時間

一瞬から数十秒程度の鋭い痛みが間欠的に繰り返されます。

原因

多くの場合、脳の血管が三叉神経の根元を圧迫することで起こります。血管の拍動が神経に伝わり、神経の膜が傷つくことで、触覚などのささいな刺激を「激痛」として誤認してしまうのがメカニズムです。

※ 稀に、腫瘍や多発性硬化症などが原因となる場合もあります。

治療法

主に以下の3つのアプローチが検討されます。

  1. 薬物療法: 通常の鎮痛剤は効きにくいため、神経の過剰な興奮を抑える抗てんかん薬(カルバマゼピンなど)が第一選択となります。
  2. 手術(微小血管減圧術): 神経を圧迫している血管を離し、固定する手術です。根本的な解決を目指す場合に検討されます。
  3. ガンマナイフ・神経ブロック: 放射線を照射して神経の伝導を抑える治療や、神経に直接麻酔薬を注入して痛みを遮断する方法もあります。

歯の痛みと勘違いして歯科を受診される方も多い疾患ですが、もし「顔に電気が走るような一瞬の激痛」がある場合は、脳神経外科や神経内科を受診することをお勧めします。

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