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更新日:2022年12月7日
早期母子接触とは、正期産新生児の出生直後に分娩室で実施される母子の皮膚接触を言います。
全身状態が安定した早産児に新生児集中治療室内で実施されてきたカンガルーケアとは異なります。
生まれて間もない赤ちゃんとお母さんにとって、初めての対面、肌と肌の触れ合いはとても大切な時間です。一方では、生まれたばかりの赤ちゃんは状態が安定しないことがありますので、体温や顔色などに目を配り、安全性に充分配慮し、皆で見守りながら大切な時間を過ごしてもらいます。
出生直後の赤ちゃんは早期母子接触の実施に関わらず全身状態が急変することがあります。当院では、早期母子接触によって肌と肌を触れ合うことで得られるメリットの方が、デメリットに比べはるかに大きいと考えております。赤ちゃんの観察は、「早期母子接触」実施の留意点(2012発行)に準じて行っています。今後も安全面を充分に考慮しつつ、ご希望のある方に積極的に早期母子接触を行っていきたいと考えています。
「早期母子接触」実施の留意点(2012)(外部サイトへリンク)
産科医療補償制度再発防止委員会からの提言「妊産婦の皆様へ産後まもない赤ちゃんについて(2016)(外部サイトへリンク)
元気に生まれた赤ちゃんを対象にしています。
生まれてすぐに処置が必要な赤ちゃんには、状態が落ち着いてから開始となります。
分娩の前に、早期母子接触を希望されるか否かをお聞きします。疑問・質問があれば遠慮なく声をかけてください。