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更新日:2026年10月23日

理学療法士が「若手メディカルスタッフ奨励賞」を受賞いたしました

2026年10月3日(土)〜4日(日)に開催された「第47回日本肥満学会・第44回日本肥満症治療学会学術集会」において、当院リハビリテーション技術室の 黒田大智(理学療法士) の研究発表が、見事「若手メディカルスタッフ奨励賞」を受賞いたしました。

日頃から患者さん一人ひとりと真摯に向き合い、取り組んできた日々の診療・研究活動が大きく評価された嬉しいニュースです。

受賞演題

「腹腔鏡下スリーブ状胃切除術後の早期減量効果を予測する術前因子の検討」

研究の概要と分かったこと

高度な肥満症に対する治療法の一つに、胃を小さく切除する「腹腔鏡下(ふくくうきょうか)スリーブ状胃切除術」があります。

手術の後にしっかりと体重が減っていくことは、その後の健やかな暮らしや長期的な治療の成功に大きく関わります。そのため「手術を受ける前の段階で、減量効果が得られやすいかどうかを予測すること」がとても大切です。

今回の研究では、当院でこの手術を受けられた患者さんのデータを丁寧に調査し、手術前の身体の状態や心の傾向が、手術後の減量成果にどのように影響するかを調査しました。

研究でわかった大切なポイント

調査の結果、手術後にスムーズに体重が減りやすい方には、次のような特徴があることがわかりました。

  • 年齢が若いこと
  • 握力が強く、筋肉の“質(量に対する筋力の割合)”が良好なこと
  • 周囲の期待に応えようとする前向きな心理傾向があること

特に大きな気づきとなったのは、筋肉は「量」よりも「質や機能」が大切であるということ、そして「体」だけでなく「心」の状態も減量に深く関わっているという点です。

手術前の段階で体と心の両面から患者さんを理解することで、「どのようなサポートが必要か」「より手厚いケアが必要な方はどなたか」を早期に見極め、より良いケアへつなげられる可能性が明らかとなりました。

受賞者のコメント

「今回の研究成果を日々の臨床にしっかりと還元していきたいと考えております。 手術を受ける前の段階から体の評価や運動のサポートを通じ、医師や看護師、栄養士など多様な職種と手を携えながら、患者さん一人ひとりの歩みに温かく寄り添った減量治療のサポートに努めてまいります。」

 

(写真)左:高木清仁リハビリテーション技術室長 右:黒田大智理学療法士

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