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更新日:2026年5月21日

切り傷・擦り傷(出血)

切り傷・擦り傷の違い

日常生活でよく起こる「切り傷(きりきず)」と「擦り傷(すりきず)」は、どちらも皮膚の損傷ですが、傷ができる原因や皮膚の傷つき方に明確な違いがあります。

それぞれの特徴と違い、基本的な応急処置についてまとめました。

切り傷(切創:せっそう)とは

刃物やガラスの破片など、鋭利なもので皮膚が線状に断裂した状態のことです。

  • 特徴:傷口の縁(へり)がなめらかで、比較的きれいな直線状になります。
  • 痛みと出血:皮膚の奥にある血管まで深く達しやすいため、出血が多くなりやすいのが特徴です。一方で、周囲の組織があまり破壊されないため、傷の深さのわりに痛みが比較的軽いこともあります。
  • リスク:神経や腱(けん)といった深い組織まで傷が及んでいる可能性があるため、指が動きにくい、しびれがあるなどの場合は特に注意が必要です。

擦り傷(擦過傷:さっかしょう)とは

転倒してアスファルトに擦りつけるなど、摩擦によって皮膚の表面(表皮)が削れて剥がれた状態のことです。

  • 特徴:傷口の範囲が広くなりやすく、じわじわと滲み出るような出血(または浸出液)が見られます。
  • 痛みと出血:太い血管は傷つきにくいためドバッと出血することは少ないですが、皮膚の表面には知覚神経(痛みを感じるセンサー)が密集しているため、ヒリヒリとした強い痛みを感じやすいのが特徴です。
  • リスク:泥や砂、アスファルトの破片などの異物が傷口に入り込んで残りやすく、感染症(化膿)を起こしやすいリスクがあります。

出血を伴う傷口への応急処置

基本処置は傷口の「洗浄」と「圧迫止血」です。

  • 傷口を洗う:水道水などの流水で、泥や砂などの異物をきれいに洗い流します(感染予防)。

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  • 直接圧迫止血:きれいなガーゼやハンカチを傷口に当て、その上から手で強く圧迫します。数分間、しっかり押し続けるのがポイントです。
  • 患部を上げる:可能であれば、傷口を心臓より高い位置に持ち上げます。

すぐに病院(外科・整形外科・形成外科)へ行くべき目安

以下のような場合は、医療機関での縫合処置や専門的な治療が必要です。

  • 出血が止まらない:圧迫しても10〜15分以上血が止まらない場合。
  • 傷が深い・広い:傷口がパックリ開いている、脂肪(黄色い組織)や筋肉、骨が見えている。
  • 動かしにくい・しびれる:傷口より先の指などが動かしにくい、しびれがある(神経や腱の損傷の疑い)。
  • 汚れた傷:土や砂、錆びた釘、動物の唾液などが深く入った場合(破傷風などの感染リスク)。
  • 顔の傷:傷跡をきれいに治したい場合。

その後の注意点

数日経ってから、傷口の周りが「赤く腫れる」「熱を持つ」「痛みが強くなる」「膿(うみ)が出る」といった症状が出た場合は、細菌感染を起こしている可能性があります。その場合は速やかに医師の診察を受けてください。

 

 

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