ホーム > 当院のご紹介 > 当院の取り組み > 救命救急センター > 蜂に刺された

ここから本文です。

更新日:2026年5月21日

蜂に刺された

蜂に遭遇したら

見かけても騒がない。目の前に来ても、手で払ったり大声を出すとハチを刺激します。姿勢を低くし、静かにその場を離れるのが鉄則です。

蜂に刺されると、激しい痛みや腫れが生じるため非常に焦ってしまいますが、まずは落ち着いて速やかに以下の応急処置を行ってください。特に、過去に刺されたことがある場合や、アレルギー体質の場合は「アナフィラキシーショック」という重篤な症状を引き起こす可能性があるため、慎重な対応が必要です。

蜂に刺された場合の応急処置の4ステップ

hachinisasareta

蜂に刺された場合の応急処置は、「迅速な退避」「毒の除去と洗浄」「冷却」が基本となります。また、最も注意すべきは命に関わるアレルギー反応(アナフィラキシー)です。

1.その場から離れる

蜂は仲間を呼ぶフェロモンを出すため、周囲に他の蜂がいる可能性が高く危険です。速やかに20〜30m以上離れた安全な場所に避難してください。

2.針を残さず抜く(ミツバチの場合)

ミツバチに刺された場合、皮膚に針と毒嚢(どくのう:毒の入った袋)が残ることがあります。

  • 注意: 指でつまむと毒を体内に押し出してしまいます。
  • 方法: カードの端や爪などで、皮膚をこするようにして横に払い落としてください。

3.毒を絞り出し、流水で洗う

傷口の周囲を指で強くつまみ、血と一緒に毒を絞り出します(※専用のポイズンリムーバーがあれば使用してください)。

  • 注意:口で毒を吸い出すのは絶対にやめてください(虫歯や傷口から毒が吸収されるリスクがあります)。
  • 蜂の毒は水に溶けやすいため、冷たい流水で絶えず洗い流しながら絞り出すのが効果的です。

poizun

4.患部を冷やし、薬を塗る

抗ヒスタミン成分やステロイドが含まれる軟膏(虫刺され用の薬)を塗り、氷や保冷剤で冷やすことで、腫れや痛みを和らげ、毒の回りを遅らせることができます。

kanbuwohiyasu

最優先の警戒:アナフィラキシーショック

刺されてから数分〜30分以内に以下のような全身症状が出た場合は、アナフィラキシー(急性アレルギー反応)の可能性があり、非常に危険です。すぐに救急車を呼ぶか、直ちに医療機関を受診してください。

アナフィラキシーの症状

  • 皮膚・粘膜:全身のじんましん、赤み、激しい痒み、唇や目の腫れ
  • 呼吸器:息苦しさ、ゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴、喉の締め付け感
  • 消化器:激しい腹痛、吐き気、嘔吐
  • 全身状態:強いめまい、意識が朦朧とする、血圧低下(ショック症状)

anafira

エピペン(自己注射薬)をお持ちの場合

過去に蜂に刺されてアレルギーがある方などで、医師からエピペンを処方されている場合は、兆候が見られたらためらわずに本人が(または周囲の人が)直ちに太ももの外側に注射してください。

epipen

病院(受診)の目安

  • 即座に救急車(119番):アナフィラキシー症状が一つでもある場合、または過去に蜂に刺されて強いアレルギーが出たことがある場合。
  • 速やかに医療機関を受診:複数箇所を同時に刺された場合や、目や口の中などを刺された場合。
  • 翌日以降でも受診を推奨(皮膚科など):局所の強い腫れや痛みが翌日になっても引かない、あるいは悪化する場合。

まずは安全な場所へ移動し、患部を冷やしながら全身の症状(呼吸や意識)に変化がないか、しばらく目を離さずに観察してください。

 

外来受付

午前830分~午前1130

休診日