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更新日:2024年6月13日
どう生きるか 答えはひとつじゃない
超高齢社会を迎え、「治す医療」から「治し支える医療」へ転換され、患者さんとその家族、医師や看護師等の医療者、地域住民等が人生の最終段階に向けて、継続的に対話を重ねることで、住み慣れた地域や在宅にて最期を迎えるなど、患者さん本人の意思を尊重し、合意形成を構築することを目指しています。
自分らしい人生を生ききるために家族や大切な人と話しをしておくことです。
厚生労働省は、ACPの普及をさせるために「人生会議」という愛称を付けました。また、11月30日を「人生会議の日」と決めるなど、家族や友人などの身近な信頼できる人たちと、自らが望む人生の最終段階における医療やケアについて話し合うことの重要性が高まっています。
一度で全部話しきれませんし、思いは変わって当然です。
このため、繰り返しの話し合いが必要です。
家族や大切な人と話し合いましょう。
主治医の先生から病気や状態、見込みについて説明を聞きましょう。
受けたい医療やケアや療養生活について繰り返し話し合います。自分の思いを大切な人や関わる人たちと分かり合います。そして思いに沿った医療やケアを受け自分らしい、人生を生ききります。
当院は厚生労働省の平成27年度「人生の最終段階における医療体制整備事業」のモデル病院です。
当院にはACP相談員研修を受けたスタッフが163名在籍しています。主治医の先生だけでなくACP相談員と話し合います。病気や状態が変われば思いも変わってくるので、繰り返し話し合いをしていきます。
ご自身が意思を表明できなくなり、適切な医療やケアについての判断が難しくなったときは、主治医の先生が1人で決めるのではなく、家族やいろんな職種のスタッフが「あなたにとっての最善」について話し合います。
他の施設に移るときは、ACP相談で話し合って決めたことや話し合いの経過の記録を移行先の施設にお知らせします。そして、地域で思いを共有し実現します。
主治医の先生から病状などの説明を聞きましょう。
そして、自分の受けたい医療やケアについてACP相談をしたいときは、主治医や看護師などの医療スタッフにお伝えください。主治医や医療スタッフから声をかけてACP相談することもあります。