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更新日:2022年6月10日
薬学部は6年制教育となりましたが、臨床実習は病院と薬局それぞれ11週間と短く、医療現場で活躍するためには卒後に学ぶべきことが沢山あります。近年では、チーム医療の広がりや専門薬剤師制度により、病院薬剤師の活躍の場は、がん治療、疼痛緩和、感染対策、地域連携等多岐にわたっています。
しかし、このような医療はすべての病院で行っているわけではなく、就職した環境に左右されます。
また、昨今では世の中にあふれている医薬品情報をどのように利活用するかという、いわば薬剤師全員が持つべき情報リテラシー能力の向上が必須となっています。今日の医療は一人の患者さんを地域の複数の医療機関それぞれが持つ機能を用いて、急性期や慢性期といった病期に分けて担当します。これには円滑な医療連携が重要となり、特に地域の保険薬局薬剤師に求められる急性期や終末期に関する知識・技能はとても重要なものとなっています。
一方で、かつては病院に勤務していた方が、育児等様々な理由により離職後に復職を希望するものの、復職することに対する不安を感じている方もいらっしゃると思います。
「春日井市民病院薬剤師研修生制度」は、このような方を対象とし、
を目的として、“働きながら学べる環境”を提供するものです。
「安全で有効な薬物療法を提供できる薬剤師の育成」
この目標を達成するために、次の能力等を育成します。
原則2年間で最長5年(1年単位で毎年継続確認)
研修プログラム(PDF:42KB)を参照してください。
研修プログラムは変更となる場合があります。
薬剤師研修生(薬剤師レジデント)の募集の際には、ホームページにてお知らせします。
募集は毎年夏頃を予定しています。
2年次研修修了者の感想
自分で好みの専門領域を選び、興味のある領域に特化して研修できる環境が良いです。医薬品情報学も学べるプログラムのため、薬の情報を吟味し正確な判断ができるようになり、薬剤師としての基礎力をアップできるのは他にない良さだと思います。
1年次研修修了者の感想
研修期間後半の病棟研修では、座学と並行しながら病棟業務も行っていくため、実際の現場での疾患・病態の把握がとてもしやすかったです。職員主体となって行う自己研鑽の時間も多く、新任薬剤師と共に行う文献紹介”PICO&PECO”では、文献から正しい情報を読みとく視点が身につけられると思います。
困っていることがあれば親身になって相談にのっていただけるので安心して業務と研修を両立させることができました。