情報をお探しですか?
診療時間
ホーム > 診療科・部門 > 脳神経内科 > 診療の特徴と主な対象疾患 > 日常的な強い痛みや発作(頭痛・てんかん)
ここから本文です。
更新日:2026年8月5日
慢性的、あるいは発作的に起こる脳のトラブルです。
慢性的に激しい頭痛を繰り返す頭痛の2大原因である「片頭痛」と「緊張型頭痛」。
これらは原因も対処法も真逆なため、自分の頭痛がどちらのタイプか(あるいは両方混ざっているか)を見極めることが非常に重要です。
| 特徴 | 片頭痛 | 緊張型頭痛 |
| 痛みの強さ | 強い(日常生活に支障が出るレベル) | 軽度〜中等度(我慢すれば動ける) |
| 痛みの感覚 | ズキズキ、ガンガンと脈打つような痛み | ギューッと締め付けられるような鈍痛 |
| 痛む場所 | 頭の片側(両側の場合もある) | 頭全体、後頭部から首筋の周り |
| 動いたとき | 悪化する(動きたくない、寝込みたい) | 変わらない(動いた方が楽になることも) |
| 伴う症状 | 吐き気、光や音がうるさく感じる | 首や肩のこり、めまい感(ふわふわする) |
| 頻度・期間 | 月に数回、発作的に起こる(4〜72時間続く) | ほぼ毎日、または数日ダラダラと続く |
脳の血管が急激に広がり、周囲の神経(三叉神経)を刺激することで起こります。
頭、首、肩の筋肉が緊張して硬くなり、血流が悪くなることで起こります。
最も注意が必要なのは、片頭痛のときに温めると悪化し、緊張型頭痛のときに冷やすと悪化するという点です。
頭痛薬(市販の鎮痛薬など)を月に10日以上、何ヶ月も飲み続けていると、脳が痛みに敏感になり、逆に毎日頭痛が起こるようになることがあります。心当たりがある場合は、一度薬を休むか、専門医に相談してください。
てんかんは、脳の神経細胞(ニューロン)に一時的に過剰な電気的興奮が起こることで、慢性的に「てんかん発作」を繰り返す病気です。
日本では100人に1人前後(およそ100万人)の患者さんがいるとされ、子どもから高齢者まで、あらゆる年齢層で発症する比較的一般的な脳の疾患です。
発作の症状は、脳のどの範囲で過剰な電気が起きるかによって大きく異なります。
てんかんは、原因によって大きく2つに分類されます。
| 分類 | 特徴 |
| 特発性てんかん | 検査をしても脳に明らかな異常(傷など)が見つからないもの。遺伝的な体質(発作の起こりやすさ)が関係していると考えられており、小児期の発症が多いです。 |
| 症候性てんかん | 脳の病気やケガなど、明らかな原因があるもの。脳血管障害(脳梗塞や脳出血)、脳腫瘍、頭部外傷、アルツハイマー病などの認知症が原因となり、高齢者での発症が増加しています。 |
発作の時の詳しい様子(問診)が最も重要です。それに加え、脳の電気活動を調べる脳波検査や、脳の構造的異常を調べるMRI・CT検査などを行って総合的に診断します。
主に抗てんかん薬を毎日規則正しく服用します。約7〜8割の患者さんは、適切な服薬によって発作を完全にコントロールしたり、大幅に減らしたりすることが可能です。
薬で発作が抑えられない「難治性てんかん」の場合、発作を引き起こしている脳の焦点を手術で切除したり、迷走神経刺激療法(VNS)を行ったりすることがあります。
もし身近な人が大発作(意識を失って倒れるなど)を起こした場合は、以下の点に注意して落ち着いて対応してください。
(注意事項)やってはいけないこと
※通常、発作は数分(1〜3分程度)で自然に収まり、その後は意識がぼんやりしたり眠り込んだりします。発作が5分以上続く場合や、発作が繰り返される場合、怪我をしている場合などはすぐに救急車を呼ぶ必要があります。