ホーム > 診療科・部門 > 耳鼻咽喉科 > 睡眠時無呼吸症候群

ここから本文です。

更新日:2026年6月10日

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)は、眠っている間に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりする病気です。医学的には、10秒以上の気流停止(無呼吸)が1時間あたり5回以上繰り返される状態を指します。

この病気の厄介な点は、寝ている間の出来事なので本人が気づきにくく、日中の体調不良として現れることです。

mukokyuu

主な症状とサイン

自分では気づかなくても、ご家族からの指摘や体調の変化で見つかることが多いです。

  • 睡眠中:激しいいびき、呼吸が止まる、何度も目が覚める
  • 起床:頭痛がする、口が渇いている、熟睡感がない
  • 日中:強烈な眠気、集中力の低下、常に体がだるい

放置するリスク

単なる「いびき」や「寝不足」と軽く考えがちですが、放置すると全身の健康に深刻な影響を及ぼします。

  • 心血管疾患:脳卒中、心筋梗塞、高血圧、不整脈のリスクが数倍高まります。
  • 代謝異常:糖尿病や脂質異常症の悪化。
  • 社会的影響:居眠り運転による重大な交通事故や、仕事のパフォーマンス低下。

主な原因

大きく分けて2つのタイプがあります。

1.閉塞型(OSAS):最も多いタイプ。喉の周りの組織が空気の通り道(気道)を塞いでしまう。肥満、首が太い、顎が小さい、扁桃肥大などが原因。

mukokyuugenin

2.中枢型(CSAS):脳から「呼吸をしろ」という指令がうまく伝わらない稀なタイプ。心臓の病気などが背景にあることが多い。

診断

専門の医療機関(睡眠外来、耳鼻咽喉科、呼吸器内科など)での検査が必要です。

  • 簡易検査:自宅で指先や鼻にセンサーをつけて寝る検査。
  • PSG検査(多感度睡眠モニター):1泊入院して、脳波や呼吸の状態を詳しく調べます。

kensa

治療

  • CPAP(シーパップ)療法:寝ている間にマスクから空気を送り込み、気道を広げる最も一般的な治療法です。

si-pa

  • マウスピース:下顎を少し前に出すように固定し、気道を確保します(主に軽症の場合)。

mausupi

  • 外科手術:扁桃肥大などが原因の場合、手術で取り除くことがあります。
  • 生活習慣の改善:減量、横向きで寝る、就寝前の飲酒を控える。

もし、日中の強い眠気やご家族からの「息が止まっている」という指摘がある場合は、一度早めに専門医に相談されることをお勧めします。

 

 

ページの先頭へ戻る