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更新日:2026年6月10日
眩暈(めまい)とは、自分や周囲が動いていないにもかかわらず、動いているように感じる感覚の総称です。

自分自身や景色が時計回りにぐるぐる回っているように感じる状態です。

体が地に足がつかないような、雲の上を歩いているような、あるいは引っ張られるような感覚です。
立ち上がった瞬間に意識が遠のくような感覚や、目の前が真っ暗になる状態です。
立っている時や歩いている時に、バランスがうまく取れずによろめく状態です。
眩暈に加えて、以下の症状がある場合は、脳に重大な問題がある可能性が高いため、速やかに医療機関(脳神経外科など)を受診することが推奨されます。
めまいは耳鼻咽喉科、脳神経外科、あるいは内科など、原因によって受診すべき診療科が異なります。症状が続く場合や不安な場合は、まずは専門医に相談されるのが一番です。
それでは、耳鼻咽喉科で治療するメニエール病の治療について、詳しく説明していきます。
メニエール病(遅発性内リンパ水腫も含む)は、眩暈を繰り返すうちに難聴が進行してしまう病気です。難聴は回復する場合が多いのですが、繰り返しているうちに固定することがあり、なるべく眩暈を繰り返さないようにコントロールすることが必要です。
内耳の中にある内リンパ液という液体が過剰に貯まる『内リンパ水腫』だといわれており、増えすぎた内リンパ液が音を感じる細胞や体のバランスをとる細胞を刺激し眩暈や耳鳴り、難聴を起こすといわれています。
1.外来で行う治療
しかし、このような治療ではめまいがコントロールできず、日常生活に支障をきたす方もみえます。そのような場合は入院しての治療になります。
2.入院して行う治療
薬物治療に抵抗性の眩暈については、ゲンタマイシンという抗生物質を鼓室内(耳の中)に注入する治療が脚光を浴びています。ゲンタマイシンはその作用において、内リンパ液を産生する細胞を障害する事が分かりました。つまり、ゲンタマイシンを内耳に作用させることにより過剰な内リンパ液の産生を抑制するのです。この治療の有効率は、70~80%といわれていますが効果が不十分な場合は追加投与が可能です。しかし、治療後数%の割合で若干の聴力低下を認めることがあります。
(治療方法)
鼓膜に小さなチューブを入れ、鼓膜を通して1日1回ゲンタマイシンを注入し、入れた方の耳を上にして約15分横になります。治療は4日間行いますが、難聴が起きた場合は治療を中断します。眩暈が無ければ治療終了翌日に退院できます。その後外来通院を要します。