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更新日:2022年6月24日
1.エリアディテクターCTとは?どのような検査ができますか?
エリアディテクターCTは、一度に複数枚の画像を撮影できる装置です。当院の320列CTは一回転で0.5mm幅の画像を最大640枚撮影が可能です。
頭から下肢まで全身の検査を行う場合でも10秒程度で撮影が可能です。
また、細かい画像を得ることができるので、骨の3D画像を作成や造影剤を使用して心臓や全身の血管の3D画像を作成することができます。
頭部 |
くも膜下出血の要因となる脳動脈瘤の評価 |
---|---|
心臓 |
心筋梗塞の要因となる冠動脈狭窄の評価 |
胸部 |
微小な腫瘍の描出 |
腹部 |
腹部血管病変の評価 |
その他 |
大動脈瘤及び大動脈解離の評価 |
心臓
頭頸部血管
腹部血管
胸部~下肢の血管
骨
参考までに単純CTと造影CTについておおよその費用を記載しました。負担額は医療保険によって異なります。
|
単純CT |
造影CT |
---|---|---|
撮影料 |
約9,000円 |
約9,000円 |
読影診断料 |
4,500円 |
4,500円 |
電子管理加算 |
1,200円 |
1,200円 |
造影剤使用加算 |
|
5,000円 |
造影剤薬剤料 |
|
約4,000円 |
合計 |
約14,700円 |
約23,700円 |
3割自己負担額 |
約4,400円 |
約7,100円 |
会計の際には、診察料や薬剤料等により、上記の合計金額と異なる場合があります。
検査時間は、検査内容や部位によって異なりますが、通常は入室してから5分~30分程です。
基本的にCT検査では撮影部位に金属類がなければ検査を行うことはできますが、造影検査や検査内容によって更衣をお願いする場合がありますのでご了承下さい。
CT検査では、目的によってヨード造影剤を使用することがあります。造影剤は、腕の静脈より投与し、全身の血管・臓器へ広がります。造影剤を使用することによって、血管や病変がわかりやすくなります。
ヨード造影剤が投与されると、身体に熱感を伴うことがあります。これはどなたでも起こることで異常ではありません。
また、安全な薬ですがまれに副作用を生じることがあります。
ほとんどは発疹や吐き気など軽度なものですが、呼吸困難や血圧低下など重度なものが生じることもあります。副作用が生じた場合は、医師や看護師が直ちに適切な処置をおこないます。少しでも異常を感じた場合 は遠慮なく担当者へお知らせ下さい。
当院では造影検査を行う場合、同意書への記入をお願いしています。
撮影したCT画像は、画像の処理を行い、画像サーバーへ送信します。外来診察室等にて電子カルテから画像サーバーにある画像を確認して、結果の説明が行われます。
また、手術室や血管内治療センターにおいてもCT画像を表示することができ、安全で精度の高い治療を行うことができます。