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更新日:2024年12月5日
現在当院で行っている減量・代謝改善手術は、腹腔鏡下スリーブ状胃切除術です。
2024年11月現在、75名の患者さんに手術を行っております。
(以下は令和6年の手術の適応です。)
⑴腹腔鏡下スリーブ状胃切除術の適応
下記①又は②に該当し、6か月以上の内科的治療によっても十分な効果が得られない場合
①BMI35以上の場合:
糖尿病、高血圧症、脂質異常症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群又は非アルコール性脂肪肝炎を含めた非アルコール性脂肪性肝疾患のうち1つ以上を合併している方。
②BMI32-34.9の場合:
HbA1c8.0%以上(NGSP値)の糖尿病、高血圧症、脂質異常症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群又は非アルコール性脂肪肝炎を含めた非アルコール性脂肪性肝疾患のうち2つ以上を合併している方。
⑵腹腔鏡下スリーブ状胃切除術及び十二指腸空腸バイパス術(スリーブバイパス術)
BMI値が35以上で、6か月以上の内科的治療によっても十分な効果が得られず、糖尿病を合併している方。(※2024年11月時点で当院では行っていませんが、現在準備中です。)
この手術は、お腹に5、6か所の穴をあけて行う腹腔鏡手術です。下図のように、胃を切ってバナナのような形に細くします。入院は1週間ほどで、開腹手術に比べて傷は小さく回復は早いです。
手術後は、食べる量が少なくても満腹感が得られるため、適切な食事量が維持でき、初診時から手術後12か月で約25%減量できます。
代謝が良くなることで、糖尿病の寛解(薬を服用しなくても血糖値が安定した状態)が期待できます。
その後も継続した生活習慣の改善が必要となりますが、多職種の医療チームがサポートします。