ホーム > 診療科・部門 > 脳卒中センター > くも膜下出血

ここから本文です。

更新日:2026年6月18日

くも膜下出血

怖い「くも膜下出血」

くも膜下出血(くもまくかしゅっけつ)は、脳を包んでいる「くも膜」という薄い膜と、脳本体の間にある「くも膜下腔」という隙間に出血が広がる病気です。

sah

突然の「バットで殴られたような」と表現されるほどの激しい頭痛が特徴で、命に関わる非常に緊急性の高い疾患です。

kumosyouzyou

主な原因

脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)の破裂

原因の約80〜90%を占めます。脳の血管にできた小さな「コブ」が破裂することで起こります。

脳動静脈奇形

 生まれつきの血管の異常から出血する場合。

外傷

頭部への強い衝撃によるもの。

特徴的な症状

突然の激痛

「いつ、どこで」起きたかハッキリわかるほどの、これまでに経験したことがない猛烈な頭痛。

嘔気・嘔吐

頭蓋内の圧力が上がることによる症状。

意識障害

意識が遠のく、あるいは完全に失う。

項部硬直

首の後ろが硬くなり、前に曲げにくくなる。

治療方法

出血を止めるための手術 

  • 開頭クリッピング術(ネッククリッピング術):頭蓋骨を開け、動脈瘤の根元を金属クリップで挟みます。治療の確実性が高く、複雑な形の瘤、血管が枝分かれしている場所にある瘤でも手術できます。全身麻酔が必要になります。
  • 血管内治療(カテーテル):足の付け根から管を入れ、瘤の中にコイルを詰める手術です。局所麻酔で行うため身体への負担が少なく、手術のリスクが高い高齢者などでも手術ができます。頭の深い場所にある瘤にも手術ができます。動脈瘤のネックが狭い場合はコイル塞栓のみで行えますが、ネックが広い場合はコイルが外に飛び出してしまうため、ステントでカバーしてコイルで塞栓します。

doumyakuryuuope1

※発症後の再出血や、数日後に起こる「脳血管攣縮(血管が細くなる現象)」などの合併症を防ぐための高度な管理が必要です。

こんな時はすぐに救急車

「突然の激しい頭痛」「吐き気」「意識の混濁」が見られた場合は、迷わずすぐに救急車を呼ぶなど、一刻も早い専門医の受診が必要です。

 

ページの先頭へ戻る