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更新日:2023年5月12日

在宅血液透析

一般的に血液透析といえば病院・クリニックなどで行いますが、在宅血液透析は自宅で血液透析を行います。在宅血液透析は、患者さんが治療する時間・回数を自由に設定できるため、生活スタイルに合わせた治療が可能です。また、通常の血液透析と比べて、在宅血液透析の方がより多くの尿毒素を除去できるため、生命予後・QOL(生活の質)を高める治療になります。

在宅血液透析を実施が可能になる条件

  1. 在宅血液透析の意義を理解した上で、本人の強い希望があること
  2. 介助者が確保され、同意していること
    在宅血液透析では介助者が必要です。
  3. 介助者以外の家族も協力的であること
  4. 教育訓練を受けることができること
    安全を確保するためには、一定期間の教育が必要であり、患者・介助者ともに訓練の為の時間を確保できることが必要です。
  5. 教育訓練の内容を習得する能力があること
    格段に高度な能力が要求されるわけではありませんが、治療内容を理解することが必要です。
    当院では臨床工学技士が作成した『在宅透析テキスト』に沿って患者さんのペースに合わせた教育訓練を行っています。
    在宅透析テキストの写真
  6. 安定した維持透析が実施されていること
    普段から安定した血液透析が施行されていることが前提となります。
    透析用シャントも患者さん自身で針を刺すことになるため、透析用シャントの状態も良好であることも求められます。
  7. 在宅透析を実施する部屋や材料の保管場所が家庭内に確保できること
    在宅血液透析に関わる住居の改造費・光熱費・水道費については患者さんの負担となります。
    在宅透析を実施している部屋の写真1在宅透析を実施している部屋の写真2

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