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更新日:2024年5月29日

インターベンショナル治療

神経ブロックは、痛みの伝導路を遮断し、痛みの悪循環を遮断することが期待できます。
また、ブロックした神経がその痛みに関与しているかを診断することもでき、故に診断的治療とも言われます。 痛み診療の主軸の一つである神経ブロックは診断ツールとしては有用ですが、治療効果としては短期しか望めないことも多々あります。そこで当院では長期的な鎮痛効果を期待して、神経を熱で変性させ痛覚伝導路を遮断する高周波熱凝固法(Radiofrequensy thermocoagulation)、42℃以下で高周波を間欠的に生じ神経を変性させることなく鎮痛が期待できるパルス高周波法(Pulsed radiofrequency)、その他にも硬膜外腔癒着剥離術、経皮的髄核摘出術、脊髄刺激療法(SCS:Spinal cord stimulation)などの新たなインターベンショナル治療も導入しています。これらの手技では針やデバイスの位置確認が最も重要で、特に3次元で評価できるコーンビームCT(透視装置)が効果を発揮します。
先にお示しした治療法は保険診療としても収載され、適応患者さんへの痛み治療の一助となっております。

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