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更新日:2020年12月2日

緩和ケアセンターの活動内容

緩和ケアセンターとして院内外と切れ目のない連携を行い、患者さんやご家族に迅速かつ適切な緩和ケアが提供できるよう、多職種や医療チームと共に取り組んでいます。

緩和ケアチーム

緩和ケアチームはがんが進行した時期だけではなく、がんの治療と並行して緩和ケアを行っています。
身体症状の緩和を担当する医師、精神の症状を担当する精神科医そして薬剤師、看護師、公認心理師、社会的な問題に対し相談を受けるソーシャルワーカーなど、様々なスタッフで構成されています。主治医と協力して、患者さんができるだけ不安なく療養生活を送ることができるよう支援しています。

緩和ケア外来

緩和ケア外来は、担当医と協働して外来通院のがん患者さんの身体的・精神的苦痛の緩和を図り、生活の質の維持・改善を目的としています。

苦痛のスクリーニング

外来と病棟で切れ目なく症状スクリーニングを行い、だるさや息苦しさなどの苦痛症状に早期に対応します。また、必要な時は病棟でカンファレンスを行い、緩和ケアチームにつなぎ、多職種との連携を行います。

緊急緩和ケア病床(1床)

緊急緩和ケア病床は、痛みやその他の身体的な症状が急に悪くなった時に緊急入院し、適切な緩和治療が行える病床です。早期に症状アセスメントを行い、苦痛の緩和を行います。

緩和ケア病床(2床)

緩和ケア病床は、がん患者さんに質の高い緩和医療やケアを提供し、ご家族と共に苦痛なく穏やかに自分らしく最期を過ごしていただくための病床です。

緩和ケア病床の写真

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)

当院のACP相談員と協働しながら、ご本人の意向を尊重する意思決定支援を行います。

各診療科や外来化学療法センター、リンパ浮腫看護外来などとの連携

診断時や関わっている院内の多職種と連携を行い、患者さんの様々な面から全人的苦痛の緩和に努め、切れ目のない支援を行います。

地域の医療機関や介護・福祉との連携調整

患者さんが利用できる地域の医療機関や介護・福祉について、専門の担当者が情報提供を行います。患者さんやご家族の意向に寄り添いながらご相談にのり、在宅療養の調整や退院や転院のための退院支援を行います。

緩和ケア地域連携調整

地域の医療機関と円滑な連絡体制を整い、患者さんの病状や経過等に関する情報を共有し、協働できる地域の体制で切れ目のない病院-病院連携(病病連携)や病院-診療所連携(病診連携)を行います。

緩和ケア、ACPに関する研修会

愛知県がん診療拠点病院として、患者さんが地域で安心して治療・療養生活が送れるように連携を図り、地域の緩和医療の質の向上を目指す目的で、院内外の医師、コメディカル対象の緩和ケア研修会や患者さん本人の意向を尊重した医療とケアを提供するためのACP相談員研修会などを企画運営しています。

緩和ケアセンター役割の画像

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