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更新日:2024年6月26日
中日新聞が発行するLINKEDは、「地域があたかも一つの病院のように」機能することを目指し、患者さんや地域の方、医療者が情報を繋ぐ活動です。
ここでは当院が掲載された記事を紹介します。
総合力を備えた医師の育成と、多職種連携を軸に、心不全患者を支えていく。
春日井市民病院は日本循環器学会認定循環器専門医研修施設である。
循環器内科では、すぐれた医師の育成に力を注ぐと同時に、24時間365日体制で緊急の心臓疾患に対応。
さらに近年は、急増する心不全患者に対応すべく、院内外の多職種連携を深めている。
透析を続けながら社会復帰できるように最適な透析療法を提供。
25床の透析センターを備え、急性腎不全で運ばれてきた患者、新規透析導入患者、合併症による入院治療が必要な患者に対し、透析治療を行っている。
腎機能の低下で透析を余儀なくされた患者たちと向き合う、医師と看護師の姿を探った。
「重症から軽症まで診たことのない疾患はほぼない」その経験が医師の礎となる。
当院で初期臨床研修を終え、消化器内科医としての道を歩み始めた。「専門性を高める」という次の目標を見据え、まっすぐに進む彼を支えているのは、救急現場で揉まれ続けた「濃密な2年間」であった。
退院していく患者が望む生活を実現できるよう病院が全力で支援する。
退院支援とは、患者さんが退院後どのように暮らすのかという意思決定を支援すること。退院調整とは、その意思決定を実現するために、必要な社会資源を繋ぐことをいう。当院では、その二つの仕事を担う専門職として「退院調整看護師」を配置。
退院する患者さんの意思を尊重し、生活の場へ丁寧に送り出している。
人生の最終段階を迎えた患者の思いを汲み取り、家族へ、地域へ繋ぐ。
EOL(エンドオブライフ)は、日本語に訳すと「人生の最終段階」。
人は誰でも、老いや病気などによって人生の終焉を迎える。その最終段階に、本人が穏やかに過ごせるように支援することをEOLケアという。当院では今、地域の先陣を切ってEOLケアの取り組みを進めている。
連携先の病院で学ぶ地域医療。病病連携や在宅医療の実際を知り、次代の医師に必要な広い見識を養う。
豊富な症例数を通じて、幅広いプライマリケア(初期診療)能力を育む、春日井市民病院の初期臨床研修(※)。
平成27年度からは連携先の東海記念病院での地域医療研修をスタートし、2年次の初期研修医(以下、研修医)を1週間、派遣している。
地方やへき地ではなく、同じ診療圏にある連携先の病院で研修を受けることにより、研修医たちはどんな学びを得ているのだろうか。
※初期臨床研修とは、大学を卒業後、国家試験を合格した医師たちが臨床経験を積む基礎的な研修のこと。修了後は、それぞれが志望する専門診療科で後期臨床研修を受ける。
平成27年、春日井市民病院は三次救急を担う救命救急センターへ。地域の救急医療をより盤石にするために。
平成27年10月1日、春日井市民病院は愛知県知事より救命救急センターの指定を受けた。
救命救急センターは、救命治療の必要な重篤な患者を中心に受け入れ、24時間高度な医療を提供する施設だ。この指定取得に託した思いや今後のビジョンについて、同院の渡邊有三院長に話を聞いた。
二次救急でありながら、年間救急搬送数は10026件(平成25年度)。一極集中する救急患者を断ることなく、ひたすら地域を守る春日井市民病院。その戦いの歴史を胸に刻みながら、次なるステージへ。
春日井市民病院の敷地に、平成26年2月に開設された春日井市総合保健医療センター。
そこには、同院の新救急部が誕生し、ソフトの面でも着実に改革が進められている。
その中心人物の一人、立澤宏真(たてざわひろみち)看護師。救急看護認定看護師として大きな成長を遂げた立澤は、今、三次救急にふさわしい仕組みづくりに力を注いでいる。
病院の中だけではなく、地域のリソースナースになろう。看護の力で地域を支える新たな挑戦。
リソースは資源、ナースは看護師。
二つの単語を組み合わせて、専門性の高い知識・技術を持ち、看護実践を支援する人的資源を「リソースナース」と呼ぶ。
春日井市民病院では、リソースナースを院内だけでなく、地域で積極的に活用する体制づくりを進めている。その先頭に立って活動する、ある看護師の取り組みを追った。
研究と臨床が一体になって取り組んだ、最先端のがんの放射線治療。それを実現させたのは、「何としてもこの地域に導入させたい」という強い思い。
通常、研究現場(大学医学部)と臨床現場(病院)が一体になって、一つの成果を生み出すことはあまりない。
だがそれを打ち破り、地域におけるがん治療を大きく進化させたのが、名古屋市立大学医学部放射線医学教室と春日井市民病院。
最先端の技術を日本に上陸させた一人の医師と、
最先端の技術をこの地域にと念ずる一人の医師。その思いと歩みを追う。
すべては母親のために。誕生したばかりの我が子を愛せるように、心のゆとりが生まれるリラックス空間を、女性目線で創り上げる。
春日井市民病院では、「春日井市総合保健医療センター」の開設に合わせ、平成26年6月から、「産後ケア入院」という新たな事業をスタートさせる。
出産後、子育てに悩み、苦しむ母親たちを支えたい。
事業立ち上げの舞台裏には、アフリカで奮闘する若き助産師に魅了され、
彼女と同じ道を志した一人の看護師の姿があった。
研修医が「学びたい」と思える環境を整えることが、病院の未来に繋がる。春日井市民病院が一丸となって取り組んだ教育改革が、着実に実を結び始めている。
「研修医が思うように集まってくれない」。一時は危機的な「研修医不足」に陥りかけていた春日井市民病院だが、その後の大胆な教育改革と設備投資により、学びを取り巻く環境が一変。研修医を惹きつける魅力あふれる病院へと変貌を遂げた。
そして、平成26年6月には、「春日井市総合保健医療センター」が新たに開設される。
医育への取り組みが一段と強化される同院の改革の全容を追った。
急性期病院の「看護の力」をさらに進化させるために。「幅広い視野で患者を看る看護のジェネラリスト」育成に力を注ぐ。
在院日数の短縮化、患者の高齢化が進むなか、急性期病院では、患者を地域へ繋げる医療、看護が求められている。この問題に対して、年間約9600件の救急搬送患者を受け入れる春日井市民病院では、看護の力を再検討。退院後の生活にまで眼を向けたケアマネジメントを行い、患者がよりスムーズに地域での治療、そして、生活に戻ることができるよう、CLN(クリニカル・リーダー・ナース)の育成を計画した。
平成24年度から教育を開始し、大口真由看護師はその第1期生である。
めざすのは、シームレスな医療体制。医療の断層を起こさないための不断の努力。
人口30万人の春日井市を主な診療圏として、すべての救急患者・紹介患者を受け入れることを使命とする、春日井市民病院。
前回の「病院を知ろう」では渡邊有三院長が推進した院内改革に焦点を当ててレポートした。
今回はさらに視野を広げ、春日井市民病院を中核とした病病・病診連携の取り組みを紹介しよう。
救急車は断らないという医療提供をモットーに地域住民の医療ニーズに応えながら経営改善を図ることは自治体病院の使命でもあった。
名古屋市の北部に位置し、約30万人の人口を抱える春日井市は、高蔵寺ニュータウンを中心に急激な高齢化が進んでいる。
大きな問題を抱える春日井市民の安心・安全な暮らしを守り、質の高い地域医療を提供し続けていくにはどうすればいいのか。
強い使命感から動き出した春日井市民病院の改革の全容を追った。
病院全体で取り組んだ新たな制度が、「仕事と育児の両立」という新たな選択肢を私に与えてくれた。
「出産を機に、看護師を辞めよう」。
そう心に決めたという春日井市民病院の看護師・今井貴美は、現在、出産前と同じ病棟で育児と両立しながら仕事を続けている。
辞めると決意した彼女が、心を動かされたのは一体何だったのか。その理由は、春日井市民病院が導入した画期的な勤務形態にあった。
発行元・問い合わせ先
春日井市民病院 広報委員会
TEL:0568–57–0057