ホーム > 診療科・部門 > 臨床工学技術室 > 臨床工学技術室の業務

ここから本文です。

更新日:2023年6月6日

臨床工学技術室の業務

業務内容

血液浄化業務、呼吸治療業務、手術室業務、人工心肺業務、集中治療業務、ペースメーカー業務、医療機器管理業務など病院全体の医療機器・生命維持管理装置の安全性の確保と有効性の維持に努めています。
また、心血管カテーテル検査業務、消化器内視鏡検査、血管内カテーテル治療検査、手術介助業務など各診療科のニーズに合わせた医師診療支援業務にも取り組んでおり、医師のタスクシフト・タスクシェア推進にも貢献しています。
臨床工学技士も当直体制をとっており、365日24時間医療の安全に貢献しています。
また、臨床工学技士内で業務を固定することなくローテーションするとともに、カリキュラムに沿った新人教育や臨床工学技士養成校の学生実習指導にも力を入れています。

血液浄化業務

体内に貯まった老廃物などを排泄あるいは代謝する機能が働かなくなった場合に行う血液浄化療法の操作を行います。血液透析以外にも特殊血液浄化(PE、DFPP、GCAP、LDL吸着など)、腹水濾過濃縮再静注なども担当しています。
在宅血液透析も行っており、現在5名の方がご自宅で透析を行っています。在宅透析に向けた患者教育や、その後も安心してご自宅で透析できるようサポート体制も整えています。
さらにシャント手術の直接介助業務、地域医療ネットワークを用いた情報提供、腹膜透析(CAPD)の管理、腎臓病患者さん向けの腎臓病教室の開催などにも取り組んでいます。

呼吸治療業務

人工呼吸器が安全に使用されているか、異常がないかを確認します。また人工呼吸器のメンテナンス、管理等も行っています。多職種への勉強会も随時開催しています。
RST(Respiration Support Team)にチームの一員として医師、看護師、理学療法士と共に院内ラウンドを行い人工呼吸器の安全や適正使用を評価し、臨床の現場に情報をフィードバックしています。

手術室業務

手術室には自己血回収装置やナビゲーションシステム、内視鏡手術装置など大小合わせて数多くの医療機器が存在します。手術が円滑かつ安全に行われるように医療機器の操作や事前の管理を行います。

人工心肺業務

2020年4月より心臓外科医が赴任され、研修期間を設けて同年9月より心臓外科手術が再開しました。心臓外科チームの一員として日々研鑽し、安全な医療を提供しています。

集中治療業務

集中治療室(ICU)で人工呼吸器や持続的血液浄化装置、補助循環装置(IABP、PCPS)などの生命維持管理装置の操作や管理を行います。
早期離床を目指すチームに麻酔科医、看護師、理学療法士と共に我々も参加しています。

心血管カテーテル業務

心筋梗塞などの心臓病に対して、イメージングデバイスやロータブレーターなどを用いた診断や治療の介助をおこなっています。
不整脈に対するアブレーション治療においても治療の介助や各種機器の操作を担当しています。

ペースメーカー業務

不整脈に苦しむ患者さんにはペースメーカー、埋め込み型除細動器(ICD)といった機器を体に埋め込む手術を行います。そのような機器を医師の指示のもとに設定し、適正に作動しているか管理します。

消化器内視鏡業務

食道・胃・大腸の内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の助手業務に対応しています。
さらに内視鏡で使用するファイバースコープの使用状況の調査から適正保有台数の見極めと更新計画の立案などにも取り組んでいます。

血管内カテーテル治療業務

脳神経外科や血管外科領域のカテーテル治療の診療支援業務に対応しています。
従来の血管撮影室業務に加え令和4年度に新設されたハイブリット手術室の業務でも活躍しています。

医療機器管理業務

当院では輸液ポンプ、シリンジポンプ、人工呼吸器、AED、持続吸引装置など約1万台の各種医療機器があります。
それら各種医療機器を安全に使用できるようにまた、機器の性能が維持できるように保守・点検を行います。また医療機器を一括管理し、効率的で適正な運用ができるようにしています。

業務実績

臨床工学技術室 臨床業務実績(症例数)(PDF:74KB)

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

ページの先頭へ戻る