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更新日:2023年6月13日

リハビリロボ「ウェルウォーク」

リハビリにもロボットの時代が到来

2018年6月にリハビリテーション支援ロボット「ウェルウォークWW-1000」を導入しました。ウェルウォークは、患者さんの状態に合わせて、ハーネスやロボット脚で補助する力を簡単に設定することができます。また、患者さんは目の前の大型モニターで自分の歩く姿をリアルタイムに確認しながら練習することができます。
※2021年6月には新たに「ウェルウォークWW-2000」に機器を更新しました。

最適な補助で効率的なリハビリを提供

これまでは、脳卒中などのため脚に麻痺が生じた場合、理学療法士が補助しながら歩行練習のリハビリを実施していました。しかし、従来のリハビリは補助する力が一定でありませんでしたが、このウェルウォークによって、最適な補助による効率の良いリハビリを提供することができるようになります。
つらいイメージのあるリハビリですが、ウェルウォークによってリハビリ早期から自然な歩き方を意識しながら練習することができ、「自分で歩いた!」という感覚が得られ、患者さんのやる気を引き出す効果もあります。また、歩行の回復する早さが従来のリハビリと比べて1.6倍になったという報告もあります。

当院のウェルウォークは、東海地方の自治体病院で初の導入となります。なお、ウェルウォークは、主に入院でリハビリを実施されている患者さんを対象とさせていただいています。

ウェルウォークの特徴

  • 必要な分だけ体重を支えるハーネス
  • ロボット脚を装着して歩行をサポート
  • 設定がモニターで簡単にできる
  • 常に歩き方が確認できる大型モニター

急性期病院としてのウェルウォーク利用

症例の選定としては、脳卒中発症前に歩行が自立しており、発症後片麻痺によって歩行が困難な症例で、覚醒が良好であり、重篤な既存症・合併症がなく、安静度上の制限がない症例としています。
点滴や尿道カテーテルなどのルート類が挿入されている患者さんでも適切な管理のもと実施しています。

今後は練習の継続性を高めるために、ウェルウォークを導入している近隣の回復期病院との連携を深め、円滑な引き継ぎができるようにしていきたいと考えています。

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