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更新日:2018年12月18日

病理診断

生検組織診断

内視鏡などにより採取された組織片から、病気の種類を診断する検査です。その後の治療法を決めるのに重要な情報となります。必要があれば通常の染色に加え、免疫染色など特殊検査を行い診断に役立てています。

手術で摘出された臓器の組織診断

摘出された臓器は病理医が肉眼で病変の部位、大きさ、広がりなどを確認し、診断に必要な部分を標本にします。この標本で、どのような病変がどれくらい進行しているか、手術で取り切れたのか、追加治療が必要か、治療効果や予後の判定などさらに詳しい病理診断を行い、治療方針の決定に役立つ情報を臨床医に提供します。

術中迅速診断

手術中に良性・悪性の鑑別や摘出範囲を決める際、組織の一部を採取して検査します。組織を急速に凍結させることにより短時間で標本を作製し、診断を行います。

細胞診検査

尿・子宮頚部・子宮内膜・喀痰・胸水・腹水の中にある細胞や、乳腺・甲状腺などの組織から得られた細胞をスライドガラスに塗り、染色をして標本を作製します。細胞診断は、専門の資格を持った5名の細胞検査士によってスクリーニングされ、病理医あるいは細胞診専門医が判定・診断します。経過観察、定期健診にも利用されています。

病理解剖

ご遺族の承諾のもとに、亡くなられた患者さんのご遺体を解剖させていただくものです。生前の診断は正しかったのか、どのくらい病期が進行していたのか、適切な治療がなされていたのか、治療の効果はどれくらいあったのか、死因は何か、などを判定します。この結果を蓄積し今後の医療に役立たせてまいります。

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