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更新日:2019年4月12日

院長挨拶

成瀬院長

本年4月から院長を拝命いたしました成瀬友彦です。令和元年という節目の年に大役を任されることとなり身の引き締まる思いですが、一意専心努力していく覚悟です。

さて、当院は昭和26年内科・外科の2科を有する42床の病院として開設されました。以後増築、改築などを重ね、平成元年には500床の病床を有する総合病院へと発展しました。しかし、建物の老朽化も進んでまいりましたため、平成10年に22科556床の地域基幹病院として現在の鷹来町に新築移転され今日に至ります。移転後約20年経過いたしましたが診療内容、診療体制ともに随分変化してきました。“断らない救急”をモットーとする救急医療は当院が特に力を注いでいる分野です。救急車応需率は97~99%を維持しており、昨年度救急車搬送台数は約9,800台になりました。これは愛知県下でもトップクラスの実績です。その中でも急性期脳梗塞の最善治療である血栓溶解療法(rt-PA静注療法)は年間100件となり、これは愛知県ナンバーワン、全国でもトップクラスの実績です。今後はさらに脳卒中治療を充実させるために、脳卒中ケアユニット(SCU : Stroke Care Unit)を開設していく予定です。

一方で急性期医療だけではなく、がん診療にも力を注いでおり、平成24年には愛知県がん診療拠点病院に指定されました。心疾患、腎疾患など合併症を持つがん患者さんの難しい外科手術も数多く行っておりますし、最先端の放射線治療であるIMRTを含む治療件数は前立腺がんを中心に年間200件を超えています。外来化学療法センターでは各種がん患者さんに対して年間約5000例の抗がん剤治療を行っております。

また、がん診療においては患者さんの意向をふまえた精神的サポートも重要となります。“人生の最終段階をどの様に迎えたいのか”という思いを、あらかじめ考えておくアドバンス・ケア・プランニング(ACP)にも当院は早くから取り組んでおり、この分野では県内で指導的役割を果たしています。患者さん本人とご家族、それぞれの思いを専門のスタッフが時間をかけてお伺いし、より良い最期の時が迎えられるような環境づくりを行っています。

さて、こういった改善・改革を進めてこれましたのも、地域の先生方との緊密な病診連携が大きな要因であることは言うまでもありません。当院は平成24年に地域医療支援病院に指定され、現在紹介率は80%前後、逆紹介率は100%前後で推移しており、これは病床数で補正しますと県内トップの数字となっております。しかし“信頼を得るのは10年、失うのは10秒”と言われますので、今後も病診連携を最優先事項の一つに据え取り組んでいく所存です。

これまで述べてきましたように歩みは続けてまいりましたが、まだまだ十分でない点もあります。毎年実施しております病院アンケートを見ましても「もっと医療レベルを上げてほしい」「スタッフの対応が横柄だった」「会計に時間がかかりすぎる」など、厳しいご意見も頂いております。“資本主義の父”と称され新紙幣の肖像画にも決定した渋沢栄一は『もうこれで満足だ、という時は、すなわち衰える時である』と言い、常に努力を惜しまなかった、と言われています。当院も現状に満足することなく、最先端の医療レベルの維持、安心・安全な医療の提供、沢山の笑顔をプレゼントできる病院を目指して、職員一同邁進していく覚悟です。皆さまからの声が病院の成長につながりますので、これからも様々なご意見を頂きますよう、よろしくお願いいたします。

2019年4月 成瀬 友彦

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