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更新日:2025年4月1日

院長挨拶

成瀬院長の顔写真
春日井市民病院のホームページにお立ち寄り頂きまして有難うございます。 当院は昭和26年内科・外科の2科を有する42床の病院として開設されました。平成10年22科552床の地域基幹病院として、現在の鷹来町に新築移転され今日に至ります。

さて4年に及んだコロナ禍の間に医療を取り巻く環境は大きく変わりました。看護師をはじめとした医療スタッフ不足から、病棟閉鎖を余儀なくされる病院が増え、加えて人件費の高騰も想定以上です。また医療資材費の高騰も大きな負担となり、日本のほとんどの病院が経営難に陥っています。当院も例外ではなく、病院経営が大変厳しい状況にあります。当院では昨年末全職員を対象に、患者さんや医療スタッフからみて魅力ある病院になるための提案や節約に関すアイデアを広く募集しました。約130件もの応募があり、現在すべての提案を各部署で検討し実行に移しています。こうした職員一人一人の小さな努力の積み重ねが、必ず大きな結果につながると信じています。

一方で節約だけを考えていては、著しい進歩を遂げている現代医療についていけなくなります。現在ロボット手術の進歩はもっとも注目されている分野と言えます。当院も昨年、手術支援ロボットHugo(ヒューゴ)を導入し、泌尿器科を中心に産婦人科、外科において124例の患者さんにロボット手術を実施しました。特に泌尿器科ではこれまでに100例近い手術が行われましたが、患者さんに優しく安全な手術を提供できております。今年度さらに体制を強化し、これまで以上に多くのロボット手術を行っていく予定です。

加えて今年度は整形外科でも手術支援ロボットを導入します。当院と同規模の病院では愛知県内で3台目の導入となる最新鋭のロボットであり、これにより股関節、膝の手術がこれまで以上に正確かつ安全に行えるようになります。股関節痛や膝痛でお困りの方の大きな力になるものと期待しています。

また高齢者の健康を維持するうえで“歯”の健康はかかせません。自分の歯がなくなってしまった方にとってはインプラント手術が鍵となります。当院は一昨年、全国の公立病院では初となるX-guide(X-ガイド)というシステムを導入し、安全で確実なインプラント治療を実施しています。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

ここまで手術支援ロボットや最新システムに関してご紹介してきました。しかしそれを扱うのは“人”であり、患者さんも“人”です。技術の進歩を過信することなく、あくまで“人対人”の関わりを重視し『心が通い合う温かい医療』『たくさんの笑顔をプレゼントできる病院』を目指して職員一同邁進しております。皆様からの激励やご意見が当院を前進させますので、忌憚のない声をお寄せください。お待ちしております。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

令和7年4月 成瀬 友彦

 

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