更新日:2024年8月23日
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さまざまな医療シーンで活躍する、春日井市民病院の専門看護師、認定看護師たち
春日井市民病院には、令和3年4月時点で4名の専門看護師と24名(うち特定看護師2名を含む)の認定看護師が在籍しています。
それぞれが各自の専門性をフルに発揮して看護の現場で活躍しています。資格取得に必要な経験を積み、看護局長の推薦を受ければ、病院側の全面的なバックアップの下で、より高度な知識を身に付けることができます。
受験・研修に必要な費用に加え、研修時の滞在費、往復の旅費などを全面的に病院がサポートします。
さらに、本人には研修期間中の給与も支給されます。生活の不安などを抱くことなく、存分にスキルアップを図れます!
私たちの役割は、患者さんとそのご家族、医療従事者、訪問者など病院を訪れるすべての人を感染から守ることです。
主な活動は、病院内外の感染症発生状況の把握、感染症発生時の対策指導、職員への感染予防教育、感染対策に関する相談などがあります。
患者さんに安全な医療と安心できる看護の提供を目指して活動しています。
救急外来に受診される患者さんは年齢・性別を問わず、突然発症する症状、以前から発症していた症状が徐々に悪化されて来院されます。
そのような患者さんにトリアージを行い、状態が変化する患者さんに合わせた看護を実践します。また、危機状況にある患者さんやご家族への不安の軽減の一助となれるよう援助を行います。
手術は患者さんやご家族にとって非日常的な体験です。
看護師は、術前訪問や手術室での声かけなどを通して不安や緊張の軽減に努めています。
一つの手術には医師や看護師・臨床工学技士など様々な分野の職種が関わるため、それぞれの分野の専門性を発揮し、患者さんに安全・安心な手術が提供できるよう関わっていきます。
皮膚・排泄ケアは創傷(床ずれなど)ケア、ストーマ(人工肛門や膀胱)ケア、失禁ケアなど、主に皮膚を通して健康や生活へのサポートを行っています。
入院中だけでなく退院後も継続したケアを行うために、ストーマ外来や看護相談、訪問看護師との同行訪問などにも力を入れています。
認知症の症状やそれに伴う生活障害(生活のしづらさ)を一つ一つ丁寧にアセスメントし、認知症の方の「その人らしさ」を大切にケア方法を考えています。
「認知症の方とご家族の力になりたい」「認知症看護の喜びや楽しさを春日井市民病院の仲間・看護師にも感じて欲しい」そのような志と笑顔で認知症看護に取り組んでいます。
抗がん剤治療を受ける患者さんやご家族に、治療選択のアドバイスや副作用の対処方法、治療中の悩みや不安などに対して情報やケアを提供しています。
がん化学療法に携わる医療スタッフが安全で確実な治療を患者さんに提供できるよう、医師や薬剤師等とともに日々取り組んでいます。
急性期の病状を脱したのち、疾病や障がいを抱えながら地域で暮らす人々の医療と生活をアセスメントし、「その人らしさ」を大切にした在宅移行支援を行っています。
活動内容は、在宅調整のケアマネジメントや退院前訪問指導の看護実践です。加えて、地域との連携として電子@連絡帳「春日井さくらネットワーク」の活用や院内外専門職を交えた地域連携研修会を行っています。
乳がんの治療は診断された後に、手術療法・放射線療法・化学療法・内分泌療法など様々な治療を組み合わせて行っていきます。患者さんの多くは、社会的立場や家庭生活の中でも重要な役割を担う年齢にあり、個々に抱えている問題や背景は異なります。ボディイメージの変容に関わるケア、術後のリンパ浮腫の予防など治療に伴う身体的・心理的・社会的な問題に対し専門的に関わります。
乳がんに罹患しても納得した治療を選択し「その人らしく」過ごされることを目標に支援を行っています。
摂食嚥下障害とは、食べる過程のどこかに問題があることをいい、原因や症状も様々です。
私たちは、そのような患者さんに対して、摂食嚥下機能の評価をし、訓練の実施、食事形態の選択、摂食方法の提案などを行っています。
誤嚥性肺炎や窒息を予防し、多くの方に口からおいしく食べていただけるよう活動しています。
患者さんは「痛みだけは取ってほしい」と言われることがあります。
私たちは、患者さんそれぞれの痛みの原因にあわせて適切な鎮痛薬の選択と使い方など痛みを和らげるケアの方法を一緒に考え、支援させて頂きます。
からだの痛みだけでなく、患者さん、ご家族の様々な不安やつらさに対して多角的にアセスメントを行い、「自分らしく生活する」事を目標として思いに寄り添った看護の実践を行います。
「がんと言われて色々なことがすごく不安だ・・。治療方法やこれからの事が決められない・・。医療者にうまく思いが伝えられない・・。聞きたいことはたくさんあるので誰に話して良いか分からない・・。」こうした思い、ひとまず私たちにお話しください。
がん放射線療法を受ける患者さんの初診時から治療終了後まで、病気や治療で生じる身体的、心理的な症状に対し、患者さんやご家族の生活背景に合わせたセルフケアの方法を共に考え、がん治療が継続できるよう支援させて頂きます。
がん放射線療法では主に医師、看護師、放射線技師が患者さんと直接関わることになります。患者さんが安心し安全な治療を受けられる環境の提供をチームで協働し取り組んでいます。
COPDをはじめとする慢性呼吸器疾患の患者さんは、息苦しさや息切れなどの呼吸困難感を少なからず感じて日常生活を送っています。呼吸困難感は最も不安を感じやすい症状のひとつです。
>息切れを軽くする動き方や生活の仕方など、呼吸を楽にする方法を一緒に考え、より良い生活を送ることができるよう支援していきたいと考えております。
特定行為とは、高度かつ専門的な知識・技能が特に必要とされる診療の補助行為です。特定看護師は、「医学的視点」「看護的視点」から患者さんの状態を見極め判断することで、手順書を用いてタイムリーな対応が可能になります。
「医学」「看護」の両面から患者さんやご家族の立場に立ち、治療と生活を支援させていただきます。