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更新日:2022年6月15日
IMRTとは強弱をつけた放射線を多方向から病変に集中して照射することにより健康な組織に放射線を当てないようにする照射法です。従来の照射と比べて腫瘍に高線量を照射しつつ、健康な組織への線量を低減させることができます。
正確な放射線治療を行うためには、腫瘍や周囲の重要臓器の位置を確認することが必要です。
トモセラピーは毎回の照射前にCTを撮影して位置照合を行うため、精度の高い照射が可能です。
目的部位の頭側・足側に放射線がさしかかったときに、ビームの幅を調整して正常組織への線量の広がりを抑制する機能です。副作用を減らすだけでなく、治療時間の短縮にも貢献します。
多発骨転移への照射例
TomoEDGEを使用することにより、頭側・足側方向の放射線を照射したくない部分(黄枠)の線量が抑えられています。
ビームを回転させながら照射します。
全脳照射+IMRT(SIB法)
脳全体を照射しながら、造影される腫瘍により高い線量を照射して治療することができます。(赤い部分がより線量の高い部分)
#SIB法:腫瘍そのものと予防的照射領域の線量を段階的に分けて治療する照射方法です。
正常な唾液腺(赤枠)の線量を低減できます。
直腸(赤枠)や膀胱(黄枠)の線量を低減できます。
ビームを固定して照射します。肺など低線量域が広がらないほうがよい場合に使用します。
上記疾患以外でも照射可能な場合があります。受診時にご相談ください。
通院治療の場合、照射時間は完全予約制になります。
仰臥位で約15~20分安静体位が保持できることが必要です。
放射線治療科での入院はできません。
入院が必要な方や同時に化学療法の実施を希望の場合は入院をする主科への紹介状も合わせて持参してください。