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更新日:2022年6月24日

下大静脈フィルター留置術

下肢の深部静脈(大腿の静脈)に血のかたまりができて、それが肺動脈に流れると肺動脈を塞栓してしまいます。当院では肺塞栓を起こす前に血管の超音波などを行って事前に深部静脈血栓を見つけ、その血栓が肺まで流れていかないように下大静脈にフィルターを留置しています。治療後に血栓が無くなれば留置していたフィルターは取り除きます。

下大静脈フィルター留置術のイメージ図

下大静脈フィルター留置

診療科:循環器内科、血管外科

寝た状態や足を動かさない状態が長く続くと下肢の静脈の流れが悪くなり、脱水症状の時や血が固まりやすい体質の人は下肢の静脈に血栓(血の固まり)ができることがあります(深部静脈血栓症)。歩いたりすることで下肢の血液の流れがよくなりますが、この時、下肢に血栓があると下大静脈から肺動脈まで流れて肺塞栓症を起こしてしまうことがあります。これを防ぐために深部静脈血栓症が疑わしい場合、血管超音波で検査して血栓が見つかれば下大静脈で血栓を捕まえるためにフィルターを留置する処置を行うことがあります。

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