平成29年度 春日井市民病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1441 371 287 482 904 1090 2094 3670 2765 770
保険診療で入院した患者さんの年齢層を 10 歳刻みで表示しています。
この分布を知ることで病院の患者構成を知ることができ、幅広い診療を行っているかを知ることができます。
当院は、地域の中核病院として乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層の患者さんを診療しております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
診療科別に症例数の多い DPC14 桁コード(※)とそれぞれの平均在院日数、平均年齢等を示したものです。 それぞれの診療科がどのような疾患を多く診療しているかを知ることができます。
自院の在院日数が全国の平均在院日数と比較して短いことは、効率性および安全性が高く、 患者さんに負担の少ない医療の提供ができていること、および転院率との関係から、 他の医療機関との連携体制が充実していることが考えられます。


※DPC14 桁コードとは、入院で行われた治療行為を、医療資源を最も投入した傷病名に手術、 処置の有無などを組み合わせて示したもので、「診断群分類」とも呼ばれます。 病名によって分類の方法が異なり、細分化されている病名では患者数が分散するため、上位とならない場合があります。 そのため参考として、病名レベルで集計したデータを備考に記載しています。
なお、症例数が10に満たない場合は各項目”-(ハイフン)”となっています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 経皮的針生検法 49 3.65 7.35 0.00% 46.76
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 47 5.21 8.50 2.13% 71.43
110280xx99020x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 腹膜還流等 44 5.14 8.97 0.00% 74.25
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 43 24.49 20.83 34.88% 82.68
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 27 8.63 10.05 11.11% 75.11
腎臓内科では、腎炎・ネフローゼ症候群・慢性腎臓病などの腎疾患全般を中心に診療しています。 腎炎は全身性エリテマトーデス・血管炎などが原因となることも多く、膠原病の診療も腎臓内科が担当しています。 腎疾患は早期診断が重要であり、腎生検にて的確な診断を得られれば、進行を予防することが可能です。 また、腎不全患者に対する透析医療も行っており、血液透析だけでなく、腹膜透析・在宅血液透析にも力を入れています。


▼ 備考 DPC病名別 患者数上位3位 ▼
DPC6桁コード DPC病名 症例数
110280 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 241
100071 心不全 60
040081 誤嚥性肺炎 55
糖尿病・内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
100071xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 77 10.95 14.63 0.00% 62.23
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 39 12.13 14.27 0.00% 63.03
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 21 11.62 13.57 0.00% 64.67
100071xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 18 13.17 15.63 0.00% 70.89
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 14 20.57 20.83 14.29% 80.36
糖尿病・内分泌内科では糖尿病を中心に脂質異常症、甲状腺、肥満症、副腎、下垂体などの代謝内分泌疾患の診療も行っています。 また、昨年度から当院では外科やメンタルヘルス科、耳鼻咽喉科、麻酔科等との連携にて、高度肥満症の外科治療として腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を行っています。
糖尿病は長期にわたり自己管理が必要な疾患です。糖尿病センターでは糖尿病療養指導士を含むコメディカルスタッフと共にチーム医療で、患者さんの背景に応じた目標設定、生活習慣改善を目指します。 また糖尿病合併症に対して関連各科との協力体制にて治療を行います。入院ではインスリン治療、内服治療、食事療法、運動療法、合併症検査などを行います。


▼ 備考 DPC病名別 患者数上位3位 ▼
DPC6桁コード DPC病名 症例数
100071 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 107
100070 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 51
100040 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 24
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 63 14.21 16.51 25.40% 74.14
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) エダラボン投与あり 61 13.64 16.38 21.31% 69.54
010060x2990501 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 57 11.74 18.76 12.28% 69.42
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 28 17.39 20.83 10.71% 82.89
010230xx99x00x てんかん 28 9.25 6.32 3.57% 59.68
神経内科の入院では脳梗塞が上位を占めています。 脳梗塞に対する発症4 時間30 分以内のアルテプラーゼ静注療法は薬剤の投与開始が早ければ早いほど良い治療です。 約9年間で600例を超える症例実績があり、平成29年度は102例に行い、症例数では全国でトップクラスです。
他にも頭痛・めまい・脱力やしびれ・ふらつき・もの忘れ・意識消失や痙攣など多彩な患者さんの主訴に対して診療をしています。 パーキンソン病や多系統萎縮症・筋萎縮性側索硬化症などの神経難病、アルツハイマー病などの認知症の診断と治療にも力を入れています。


▼ 備考 DPC病名別 患者数上位3位 ▼
DPC6桁コード DPC病名 症例数
010060 脳梗塞 366
010230 てんかん 41
040081 誤嚥性肺炎 35
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 肺生検法等 115 2.43 3.59 0.87% 72.51
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 化学療法あり 89 8.11 11.99 2.25% 70.98
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 73 21.62 19.65 8.22% 74.89
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 48 24.00 20.83 29.17% 83.17
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)A-DROP スコア2 43 14.51 15.12 11.63% 81.72
呼吸器内科では肺癌の診断や化学療法での入院が増加しています。
当科では主に1.肺癌、2.気管支喘息、3.COPD(慢性閉塞性肺疾患)、4.肺炎の治療を担当しています。 このうちCOPD においては、昨年度よりAC.net(愛知県COPD ネットワーク)に参画しています。 かかりつけ医と専門医とで連携を取り合って早期診断・治療継続できる仕組みであり徐々に成果も出つつあります。


▼ 備考 DPC病名別 患者数上位3位 ▼
DPC6桁コード DPC病名 症例数
040040 肺の悪性腫瘍 304
040080 肺炎等 230
040110 間質性肺炎 84
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 129 10.49 10.61 2.33% 72.40
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 109 7.41 7.87 0.92% 62.17
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 109 23.19 20.83 24.77% 82.12
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 106 10.29 11.44 0.94% 74.42
060140xx97x00x 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) 63 10.37 10.71 3.17% 69.89
消化器内科では食道・胃・小腸・大腸・肝臓・膵臓・胆嚢と多岐にわたる臓器の病気を、内科的に治療します。
DPC症例ではないため集計されませんが、入院での大腸ポリープの内視鏡的治療は年間約250症例(外来治療を除く)実施しています。その他、大腸憩室炎、憩室出血などの憩室性疾患や胆管結石、胆管炎の症例が上位を占めています。
消化管、肝臓、胆膵の各領域の専門的な教育を受けた各領域を専門とするエキスパートが新患リーダーとなって、若手医師と協力しながら、大学との連携も密に取りながら高水準な医療を心がけております。 また、急性期疾患だけでなく、慢性期疾患や癌の最終段階にいたるまで切れ目のない地域完結型の医療をさらに充実したものにしていきたいと考えております。


▼ 備考 DPC病名別 患者数上位3位 ▼
DPC6桁コード DPC病名 症例数
060340 胆管(肝内外)結石、胆管炎 218
060050 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 165
060102 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 148
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル法における諸検査 311 2.63 3.03 1.29% 70.70
050130xx99000x 心不全 240 16.14 17.71 8.33% 80.93
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 173 2.68 4.62 0.00% 70.57
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 122 3.93 5.30 0.00% 66.39
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 86 10.22 12.72 2.33% 65.33
循環器内科では、狭心症や慢性虚血性心疾患による入院が多く、心不全の患者数が年々増加しています。
心臓カテーテルを用いた冠動脈の拡張やステント留置治療を積極的に行っています。また、心房細動等の頻脈性不整脈に対してはカテーテルアブレーション(不整脈発生部位を高周波で焼く治療) も数多く施行しています。
当科では常勤スタッフが24時間365日体制で循環器領域すべての疾患に対応します。虚血性心疾患、不整脈疾患、心不全などの治療のみならず、生活習慣病の管理にも積極的に取り組んでいます。
平成30年度は、増え続けている心不全患者さんを、地域の先生方と積極的に意見交換を進めていき、“地域全体で診る”ことができるよう活動していきたいと考えています。


▼ 備考 DPC病名別 患者数上位3位 ▼
DPC6桁コード DPC病名 症例数
050050 狭心症、慢性虚血性心疾患 533
050130 心不全 398
050070 頻脈性不整脈 137
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 173 5.32 5.94 0.00% 1.14
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 139 1.01 2.20 0.00% 4.14
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 138 5.86 5.70 1.45% 3.30
040100xxxxx00x 喘息 124 6.36 6.32 0.00% 3.41
030270xxxxxxxx 上気道炎 87 4.79 4.84 0.00% 2.53
急性気管支炎や肺炎、喘息を多く扱っています。食物アレルギーの入院が多いのは、主に負荷試験を行うためです。。
小児科では血液・腫瘍、ウィルス・感染症、循環器、アレルギー、神経・筋、腎などの分野で知識と経験を持つ医師が対応しています。 さらに小児内科全般としてその他の幅広い領域で必要な初期対応が可能です。 より高度な、あるいはより専門性の高い医療が必要であると判断された場合やご希望が強い場合などには、各大学をはじめ多くの専門施設と連携を取り、しかるべき施設にご紹介して検査や治療を依頼しています。 また、救命救急センターを有し、夜間・休日も含め、小児の救急対応も精力的に引き受けています。


▼ 備考 DPC病名別 患者数上位3位 ▼
DPC6桁コード DPC病名 症例数
080270 食物アレルギー 177
040090 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 173
040080 肺炎等 149
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 110 6.18 8.98 1.82% 69.00
060150xx03xxxx 虫垂炎 98 4.42 5.56 0.00% 35.05
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 74 5.03 6.64 0.00% 58.41
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 68 5.22 7.40 0.00% 61.68
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 56 10.30 15.61 1.79% 69.96
外科では DPC症例ではないため集計されませんが、ヘルニアが最も多く、 次いで腸閉塞、虫垂炎、胆のう疾患が多くなっています。その他に胃・大腸の癌手術も多く行っています。
“合併症の少ない質の高い外科治療”をモットーに、患者さんがここで手術を受けてよかったと思っていただけるように鋭意努力しています。 高度医療機関で行うような技術を要する癌治療から日常的に多く発生する疾患や緊急症例まで幅広くかつ丁寧に取り扱っています。 また、低侵襲な鏡視下手術(胸腔鏡や腹腔鏡を用いた手術)にも力を注いでいます。


▼ 備考 DPC病名別 患者数上位3位 ▼
DPC6桁コード DPC病名 症例数
060210 ヘルニアの記載のない腸閉塞 169
060150 虫垂炎 158
060020 胃の悪性腫瘍 139
血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 副傷病なし 81 4.72 5.68 1.23% 72.88
050180xx97xxxx 静脈・リンパ管疾患 その他の手術あり 29 2.00 3.20 0.00% 64.97
050170xx03001x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 副傷病あり 19 4.68 11.48 10.53% 71.53
050170xx99000x 閉塞性動脈疾患 手術なし 12 2.17 7.98 0.00% 72.17
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 10 8.00 12.51 0.00% 77.90
血管外科では閉塞性動脈疾患、腹部大動脈瘤の症例が増加しました。 血管疾患は基本的には良性疾患ですので、「安全第一」を基本方針として治療に臨んでいます。動脈瘤の治療も積極的に行っています。


▼ 備考 DPC病名別 患者数上位3位 ▼
DPC6桁コード DPC病名 症例数
050170 閉塞性動脈疾患 140
050163 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 35
050180 静脈・リンパ管疾患 35
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 225 24.83 27.09 62.22% 83.59
070370xx97x0xx 脊椎骨粗鬆症 38 21.55 22.63 34.21% 74.82
070370xx99xxxx 脊椎骨粗鬆症 35 23.31 22.44 48.57% 82.40
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 34 12.03 19.94 64.71% 76.35
070350xx99xxxx 椎間板変性、ヘルニア 25 7.72 8.83 0.00% 43.72
整形外科は内臓と頭部を除く、身体の運動機能を司る部分の診断と治療にあたるため、 その守備範囲が広く、多くの疾患の診断・治療を行っています。 特に高齢者に多い大腿骨近位部骨折は増加しており、その他に骨粗鬆症や胸椎・腰椎の骨折症例が多くなっています。 高齢の患者さんが多く、日常生活動作の改善を目指してリハビリテーション病院に転院する方も多くいます。
その他、人工関節置換術や関節鏡を使用した靱帯再建術、半月板修復術にも積極的に取り組んでいます。


▼ 備考 DPC病名別 患者数上位3位 ▼
DPC6桁コード DPC病名 症例数
160800 股関節大腿近位骨折 255
070370 脊椎骨粗鬆症 81
160850 足関節・足部の骨折、脱臼 53
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 67 15.46 19.10 37.31% 65.97
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 46 13.17 11.75 8.70% 78.70
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 40 6.15 7.34 0.00% 55.33
010040x199x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 38 22.26 21.36 73.68% 73.79
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術あり 38 7.92 9.68 7.89% 73.58
非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)、いわゆる脳出血を最も多く扱っています。
脳神経外科では、くも膜下出血・脳出血といった出血性脳卒中、頭部外傷、良性・悪性脳腫瘍をはじめ脳神経外科全般に渡って診療しています。 いずれもガイドラインに沿った治療を提案して、わかりやすく丁寧な説明を心がけています。


▼ 備考 DPC病名別 患者数上位3位 ▼
DPC6桁コード DPC病名 症例数
010040 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外) 147
160100 頭蓋・頭蓋内損傷 94
010050 非外傷性硬膜下血腫 51
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
080011xx99xxxx 急性膿皮症 29 10.41 11.73 6.90% 62.21
161060xx99x0xx 詳細不明の損傷等 15 2.20 4.01 0.00% 63.67
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) - - 8.50 - -
080090xxxxxxxx 紅斑症 - - 10.37 - -
180010x0xxx0xx 敗血症 - - 19.01 - -
皮膚科では、皮膚の細菌感染症、 紅皮症などの炎症性疾患をはじめ、水疱症などの全身処置が必要な入院を多く扱っています。
多種多様な皮膚トラブルは、性別、年齢など、それぞれ個々に感じ方も違います。 その患者さんの「困っていること」について、少しでも力になれるように真摯に向き合い、 病気に対し共に立ち向かうパートナーになれるように努めてまいります。


▼ 備考 DPC病名別 患者数上位3位 ▼
DPC6桁コード DPC病名 症例数
080011 急性膿皮症 31
161060 詳細不明の損傷等 16
080250 褥瘡潰瘍 14
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 経尿道的手術 82 5.89 7.31 0.00% 74.63
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 30 11.27 12.34 10.00% 73.73
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 27 4.48 5.75 0.00% 60.22
110310xx01xx0x 腎臓または尿路の感染症 経皮的腎(腎盂)瘻造設術等 19 9.84 14.59 0.00% 65.74
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 15 7.80 9.73 0.00% 76.60
泌尿器科では、腎・尿管、膀胱と前立腺、精巣などの尿路および男性生殖器の疾患を対象としており、 経尿道的手術を施行する膀胱腫瘍の患者数が最も多くなっています。
クリニカルパスの見直しを図ることで、医療の質を高めるとともに、入院期間の短縮ができるように努力しています。 また、前立腺癌地域連携パスが県下統一され、8月に地域連携パスとして認められました。


▼ 備考 DPC病名別 患者数上位3位 ▼
DPC6桁コード DPC病名 症例数
110070 膀胱腫瘍 117
110310 腎臓または尿路の感染症 61
11012x 上部尿路疾患 38
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 75 9.47 9.91 0.00% 46.87
120070xx01xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術等 54 8.81 10.27 0.00% 37.72
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 49 11.61 12.94 0.00% 56.86
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 35 8.46 9.27 2.86% 72.11
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 30 3.47 4.98 0.00% 54.67
産科領域は、正常妊娠・分娩から合併症のあるハイリスク妊娠や多胎妊娠まで幅広く対応しています。 昨年は、超音波装置が3D・4D に対応した最先端の機械へ一新しました。また、本年度から胎児ドック・胎児精密超音波検査外来も開設予定です。
婦人科領域は、悪性腫瘍についてはガイドラインに則った手術・化学療法・放射線治療など標準的な治療を行っています。また、進行癌や再発癌に対しても術前化学療法を行った積極的な手術療法に取り組んでいます。
良性疾患については開腹手術・内視鏡手術のいずれも対応が可能です。一般不妊治療は人工授精まで対応しています。


▼ 備考 DPC病名別 患者数上位3位 ▼
DPC6桁コード DPC病名 症例数
12002x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 123
120060 子宮の良性腫瘍 77
120070 卵巣の良性腫瘍 65
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
020220xx97xxx0 緑内障 33 3.06 8.51 0.00% 68.27
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 11 5.00 2.85 0.00% 76.09
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 - - 7.31 - -
020240xx97xxx0 硝子体疾患 - - 6.63 - -
020180xx97x0x0 糖尿病性増殖性網膜症 - - 7.96 - -
眼科では非DPC症例のため集計されていませんが白内障を中心に、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、緑内障などの加療が大半を占めています。
平成29年度から広角眼底観察システム「Resight」を導入し、硝子体手術(予定手術のみ)の対応が可能となっています。 白内障手術は、患者さんの希望に応じて入院もしくは日帰りで行っており、緑内障併発眼においては視野、眼圧の状況に応じて線維柱帯切開術の併用を検討させて頂いております。
抗VEGF 薬硝子体投与は、適応があれば積極的に行っております。眼瞼下垂症手術、眼瞼内反症手術、眼瞼痙攣に対するボトックス注射も対応しています。


▼ 備考 DPC病名別 患者数上位3位 ▼
DPC6桁コード DPC病名 症例数
020220 緑内障 35
020110 白内障、水晶体の疾患 11
020200 黄斑、後極変性 -
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 77 4.86 5.48 0.00% 37.55
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 65 7.49 8.01 0.00% 13.40
030400xx99xxxx 前庭機能障害 60 3.22 5.15 0.00% 66.62
030428xxxxxxxx 突発性難聴 20 7.90 9.18 0.00% 60.25
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 17 6.47 7.23 0.00% 51.47
耳鼻咽喉科は視覚を除く聴覚、前庭覚、嗅覚、味覚、嚥下など様々な感覚器官を取り扱っています。
耳領域では突発性難聴や中耳炎といった耳疾患やメニエール病などのめまい疾患、鼻領域では副鼻腔炎や鼻中隔湾曲症、鼻腔腫瘍に対する検査や手術習慣性扁桃炎の手術や声帯ポリープといった喉頭の手術も行っています。
また、悪性腫瘍についても可及的速やかな診断と治療を心がけています。


▼ 備考 DPC病名別 患者数上位3位 ▼
DPC6桁コード DPC病名 症例数
030240 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 83
030230 扁桃、アデノイドの慢性疾患 65
030400 前庭機能障害 61
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 45 10 12 55 60 30 1 6,7
大腸癌 36 33 38 30 75 32 1 6,7
乳癌 13 24 3 10 16 14 1 6,7
肺癌 11 5 38 44 192 33 1 6,7
肝癌 17 23 17 4 21 95 1 6,7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
現在、日本で罹患率の高い5つの癌(胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌)の病期(Stage)ごとに年間の延べ入院患者数を集計したものです。 癌の症例数を病期ごとに調べることで、その病院の癌の診療幅(早期~末期)を知ることができます。
胃癌、大腸癌、肝癌、肺癌、乳癌について早期癌から進行癌まで幅広い病期を診療していることが分かります。 また再発癌では肝癌が最も多くなっています。肺癌で不明が多いのは、気管支内視鏡検査を実施した段階では詳細な癌の stage 分類ができていないためです。
これらの癌の治療は、手術療法、化学療法、放射線療法を単独または組み合わせて行います。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 40 10.63 52.93
中等症 284 16.17 78.09
重症 75 23.47 82.80
超重症 32 23.63 83.38
不明 - - -
成人(15 歳以上)の肺炎患者さんについて重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計したものです。 肺炎は罹患率が高い上に死亡率も高く、悪性新生物、心疾患についで国民の死亡原因の上位に位置する疾患のひとつです。
当院で治療している肺炎を分類すると、比較的重症度の低い症例が多く、高齢者ほど重症化しやすいことが分かります。重症化する前に早期診断、早期治療に努めています。


※重症度分類は市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROPシステム)によって分類しています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 385 18.01 74.19 37.66
その他 - - - -
脳梗塞の患者さんについて病型別に患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示したもです。 発症日から3日以内とそれ以降に分けて集計しているのは、脳梗塞治療が早期発見、早期治療により治療成績が異なるためです。 当院では発症後3日以内の脳梗塞を多く扱っていることがわかります。脳梗塞に対する発症4 時間30分以内のアルテプラーゼ静注療法は薬剤の投与開始が早ければ早いほど良い治療であり、 約9年間で600例を超える症例実績があります。
転院率は、当院で急性期治療を行った後、地域の回復期リハビリテーション病院でリハビリテーションを行うため転院した割合を示しています。 脳梗塞は麻痺等による機能障害が残るため機能回復のために1/3の症例でリハビリテーション病院への転院を要しています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K610-3 内シャント設置術 87 4.71 7.33 10.47% 70.97
K6147 血管移植術、バイクリニカル
パス移植術(その他の動脈)
27 6.81 15.59 22.22% 72.30
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 19 7.79 8.74 15.79% 72.63
K608-3 内シャント血栓除去術 14 0.36 1.86 7.14% 59.14
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 - - - - -
人工透析を開始する前に、シャント(腕の動脈と静脈をつなぎ合わせる手術で、 静脈に多くの血液が流れるようにする)を造る必要があります。 このシャントを使い、日々の透析治療を行います。
腎臓内科の手術では、シャントの造設とシャント閉塞に対する治療のための手術が多く、一部は外来においても行っています。また、腹膜透析を開始する前に腹部にカテーテルを入れる手術も行っています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 257 0.37 1.32 0.00% 69.01
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 102 1.80 6.50 0.00% 73.99
K654 内視鏡的消化管止血術 99 0.65 8.39 40.4% 71.47
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 74 3.15 9.77 5.41% 73.76
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 62 2.03 6.92 1.61% 75.84
消化器内科での手術は内視鏡を使用するものが多く、最も多いものは大腸にできたポリープを切除する手術です。 また、消化管出血に対して内視鏡を使って止血する手術も多く取り扱っています。 このように内視鏡を利用する手術では患者さんの負担や在院日数が軽減されます。併せてクリニカルパスを使用することで、効率的かつ安全な医療を提供できるように努めています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 160 1.99 2.15 0.63% 71.39
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 95 0.53 2.34 0.00% 67.39
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 49 0.04 9.98 4.08% 66.16
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの 45 0.11 5.84 0.00% 65.42
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 35 4.06 8.71 8.57% 77.23
狭心症や急性心筋梗塞に対して、心臓カテーテルを用いて閉塞した冠動脈を拡張するためのステント(網目状の小さな金属製の筒)を留置する手術を多く扱っています。 また、心房細動等の頻脈性不整脈に対してカテーテルを用いて原因となる部位を小さく焼き切り、不整脈を治療する経皮的カテーテル心筋焼灼術(カテーテルアブレーション)も多く扱っています。
当科では、クリニカルパスを定期的に見直し・新規作成しており、安全かつ効率的な医療を提供できるよう努力しています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 160 1.31 3.59 0.00% 61.09
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 100 1.09 1.09 0.00% 60.62
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 83 0.22 1.12 0.00% 63.01
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 71 0.27 3.14 0.00% 33.13
K7193 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術 50 4.88 8.16 6.00% 71.44
外科では、合併症の少ない質の高い外科治療を心掛けています。特に胆嚢摘出や鼠経ヘルニアの手術では腹腔鏡を使っており、 低侵襲な鏡視下手術にも力を注いでいます。平成29年の全身麻酔手術は、1,200件を超え、そのうち鏡視下手術は、約490件と全体の40%を占めました。虫垂炎、鼡径ヘルニア、胆石から、胃・大腸疾患、さら には肝臓の腫瘍に至るまで様々な疾患・臓器へ鏡視下手術の適応を広げています。
血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 99 0.83 2.66 3.03% 72.46
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼却術 23 0.00 1.00 0.00% 65.00
K6093 動脈血栓内膜摘出術(その他) 16 1.44 5.69 6.25% 72.69
K5612 ステントグラフト内挿術 腹部大動脈 16 2.19 5.13 0.00% 76.69
K6153 血栓塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他) 15 2.07 3.60 0.00% 71.20
血管外科では血管内治療が中心となります。 腹部大動脈瘤、閉塞性動脈疾患及び動脈瘤・外傷出血に対する塞栓術の症例数が増加しました。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 156 1.98 19.17 53.21% 82.34
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 95 2.94 20.98 63.16% 81.78
K0731 関節内骨折観血的手術 肩、股、膝、肘 57 1.98 15.02 29.82% 66.51
K0463 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く)、足、指(手、足)その他 40 2.38 6.50 0.00% 54.30
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 40 2.50 22.13 5.00% 69.05
平成29 年の整形外科の手術件数は1,132 件と昨年より増加し、 その中で骨折の手術は764件と多くを占めています。骨折外傷の手術は早期手術を目指しています。 特に高齢者に多い大腿骨近位部骨折の骨接合術は入院当日に40%、翌日までには67%を施行しています。 また、人工関節置換術、靭帯再建術、脊椎手術にも取り組んでいます。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 69 0.70 10.91 15.94% 78.72
K1781 脳血管内手術(1箇所 ) 21 0.76 14.76 14.29% 58.57
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 14 1.64 17.50 14.29% 62.50
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの 12 5.75 34.08 41.67% 64.17
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 10 1.6 5.7 0.00 68.7
高齢者に多い硬膜下血腫を除去するための手術を多く取り扱っています。
良性・悪性脳腫瘍については、開頭手術や内視鏡的経鼻下垂体手術を施行しております。また、頭部外傷では緊急開頭手術にも対応しており、脳動脈破裂の症例ではクリッピング術にも血管内手術にも対応しています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 83 0.72 4.48 1.20% 74.71
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 26 0.54 3.00 0.00% 60.46
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 23 0.43 4.87 0.00% 64.39
K775 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 17 7.53 19.06 5.88% 73.94
K8411 経尿道的前立腺手術 電解質溶液利用のもの 15 2.67 4.73 0.00% 75.47
膀胱癌に対する経尿道的手術を多く取り扱っています。 また、尿路結石に対するステント術やレーザーで結石を破砕する手術を多く取り扱っています。 結石治療では、新たに口径が細く、良質な画像を取得できる尿管鏡を導入したことで、より安全な医療を提供します。
加えて、クリニカルパスの見直しを図ることで、より安全で効率のよい医療を目標としています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 開腹によるもの 112 1.17 7.33 0.00% 44.46
K877 子宮全摘術 43 0.79 7.09 0.00% 44.72
K867 子宮頸部(腟部)切除術 40 0.00 1.13 0.00% 39.58
K8982 帝王切開術 選択帝王切開 35 2.77 6.94 0.00% 33.46
K879 子宮悪性腫瘍手術 27 2.30 11.00 0.00% 57.89
卵巣腫瘍において卵管や卵巣を摘出する子宮附属器腫瘍摘出術、子宮摘出術等を多く扱っています。
クリニカルパスを使用し、効率的かつ安全な医療を提供できるよう努めています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 269 0.06 2.20 0.74% 75.82
K2682 緑内障手術 流出路再建術 18 0.00 2.11 0.00% 62.00
K2191 眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 - - - - -
K279 硝子体切除術 - - - - -
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) - - - - -
白内障の手術を多く扱っており、昨年度より15%程度件数が増加しています。
クリニカルパスを使用し、効率的かつ安全な医療を提供できるよう努めています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 46 1.00 5.76 0.00% 17.43
K370 アデノイド切除術 19 1.00 5.89 0.00% 5.79
K6261 リンパ節摘出術 長径3センチメートル未満 13 0.08 1.00 0.00% 54.46
K347-5 内視鏡下鼻腔手術I型(下鼻甲介手術) - - - - -
K340 鼻茸摘出術 - - - - -
当科では扁桃腺を摘出する口蓋扁桃手術を多く扱っています。
クリニカルパスを使用し、効率的かつ安全な医療を提供できるよう努めています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 27 0.19%
180010 敗血症 同一 44 0.32%
異なる 85 0.61%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 94 0.68%
異なる - -
臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして、重篤な疾患である敗血症、播種性血管内凝固症候群、手術・術後の合併症、その他の真菌症について発症率を集計しています。
播種性血管内凝固症候群や敗血症は原疾患治療中に発生する合併症と考えます。これらは重篤な合併症であるため、病院全体で減少に取り組んでいます。
術後の合併症には薬剤性アレルギーや術後の感染症を含んでいます。
各傷病において、昨年度と比較し減少傾向にあり、年々減少しています。
更新履歴
2018/9
初版