平成28年度 春日井市民病院 病院指標

医療法における病院等の広告規制について（厚生労働省）
  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  3. 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  7. その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0～ 10～ 20～ 30～ 40～ 50～ 60～ 70～ 80～ 90～
患者数 1260 339 286 447 842 985 2221 3291 2537 586
保険診療で入院した患者さんの年齢層を 10 歳刻みで表示しています。
この分布を知ることで病院の患者構成を知ることができ、幅広い診療を行なっているかを知ることができます。
当院は、地域の中核病院として乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層の患者さんを診療しております。
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
診療科別に症例数の多い DPC14 桁コード（※）とそれぞれの平均在院日数、平均年齢等を示したものです。 それぞれの診療科がどのような疾患を多く診療しているかを知ることができます。
自院の在院日数が全国の平均在院日数と比較して短いことは、効率性および安全性が高く、 患者さんに負担の少ない医療の提供ができていること、および転院率との関係から、 他の医療機関との連携体制が充実していることが考えられます。


※DPC14 桁コードとは、入院で行われた治療行為を、医療資源を最も投入した傷病名に手術、 処置の有無などを組み合わせて示したもので、「診断群分類」とも呼ばれます。 病名によって分類の方法が異なり、細分化されている病名では患者数が分散するため、上位とならない場合があります。 そのため参考として、病名レベルで集計したデータを備考に記載しています。
なお、症例数が10に満たない場合は各項目”-（ハイフン）”となっています。
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 79 20.33 21.25 11.39% 83.04
100071xx99x100 ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全あり。） 76 11.28 14.91 0.00% 63.38
100070xx99x100 ２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全なし。） 44 12.68 14.61 0.00% 60.27
110280xx99020x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 腹膜灌流等 41 6.15 9.32 0.00% 73.63 ○
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 39 14.51 12.43 10.26% 78.46
内分泌内科領域では糖尿病を中心に脂質異常症、甲状腺、肥満症、副腎、下垂体などの代謝内分泌疾患の診療も行っています。
糖尿病患者が増える中、 地域のかかりつけ医の先生方から紹介される患者さんを多く受け入れています。糖尿病は長期にわたり自己管理が必要な疾患です。糖尿病センターでは糖尿病療養指導士を含むコメディカルスタッフと共にチーム医療で、患者さんの背景に応じた目標設定、生活習慣改善を目指します。また糖尿病合併症に対して関連各科との協力体制にて治療を行います。入院ではインスリン治療、内服治療、食事療法、運動療法、合併症検査などを行います。


腎臓内科領域では、腎炎・ネフローゼ症候群・慢性腎臓病などの腎疾患全般を中心に診療しています。腎炎は全身性エリテマトーデス・血管炎などが原因となることも多く、膠原病の診療も腎臓内科が担当しております。腎疾患は早期診断が重要であり、腎生検にて的確な診断を得られれば、進行を予防することが可能です。また、腎不全患者に対する透析医療も行っており、血液透析だけでなく、腹膜透析・在宅血液透析にも力を入れております。


▼　備考　DPC病名別　患者数上位３位　▼
DPC6桁コード　DPC病名　症例数
110280　慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　201
100071　２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全あり。）　97
040081　誤嚥性肺炎　88
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
010060x2990401 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満） エダラボン投与あり 83 14.28 16.54 27.71% 70.34 ○
010060x2990201 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満） 57 12.82 16.73 17.54% 72.68 ○
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 46 22.04 21.25 21.74% 83.39
010060x2990501 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満） 40 12.23 19.67 20.00% 70.08 ○
010061xxxxx0xx 一過性脳虚血発作 27 5.44 6.38 0.00% 68.93
神経内科の入院では脳梗塞が上位を占めています。脳梗塞に対する発症4 時間30 分以内のアルテプラーゼ静注療法は薬剤の投与開始が早ければ早いほど良い治療です。約8 年間で450 例を超える症例実績があり、重症例よりも軽症例ではより効果的です。
他にも頭痛・めまい・脱力やしびれ・ふらつき・もの忘れ・意識消失や痙攣など多彩な患者さんの主訴に対して診療をしています。パーキンソン病や多系統萎縮症・筋萎縮性側索硬化症などの神経難病、アルツハイマー病などの認知症などの診断と治療にも力を入れています。


▼　備考　DPC病名別　患者数上位３位　▼
DPC6桁コード　DPC病名　症例数
010060　脳梗塞　362
040081　誤嚥性肺炎　55
010230　てんかん　45
呼吸器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 肺生検法等 130 2.96 3.68 0.77% 73.50 ○
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 化学療法あり 100 9.52 12.35 0.00% 71.34
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 69 21.81 19.92 2.90% 75.48
0400801499x002 肺炎等（市中肺炎かつ75歳以上）A-DROP スコア2 43 16.58 15.29 16.28% 81.67
040200xx99x00x 気胸 38 9.45 9.14 7.89% 44.68
呼吸器科では肺がんの診断や化学療法での入院が増加しています。
当科では主に１.肺癌、２.気管支喘息、３.COPD（慢性閉塞性肺疾患）、４.肺炎の治療を担当しています。このうちCOPD においては、本年度より愛知県下４大学医学部を中心として設立されたNPO 法人愛知県COPD ネットワークに参加しました。このネットワークではかかりつけ医と専門施設が連携しCOPD の早期発見と質の高い医療を提供する仕組みです。この仕組みを利用してより良い医療を提供してまいります。


▼　備考　DPC病名別　患者数上位３位　▼
DPC6桁コード　DPC病名　症例数
040040　肺の悪性腫瘍　331
040080　肺炎等　143
040110　間質性肺炎　74
消化器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
060340xx03x00x 胆管（肝内外）結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 113 10.91 11.06 2.65% 71.12 ○
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 109 23.64 21.25 18.35% 85.57
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 109 7.75 7.89 0.00% 61.07
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。） 71 10.75 11.74 0.00% 73.03 ○
060140xx97x00x 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄（穿孔を伴わないもの） 68 9.47 10.93 0.00% 66.63
消化器科では食道・胃・小腸・大腸・肝臓・膵臓・胆嚢と多岐に亘る臓器の病気を、内科的に治療します。
DPC症例ではないため集計されませんが、入院での大腸ポリープの内視鏡的治療は年間約250症例（外来治療を除く）実施しています。その他、大腸憩室炎、憩室出血などの憩室性疾患や胆管結石、胆管炎の症例が上位を占めています。
治療にあたっては、安全で安心な医療、かつ高水準な医療を提供し続けるために、最新の医療機器を装備し、スタッフがお互い切磋琢磨しながら日々診療に励んでおります。消化管、肝臓、胆膵の各領域の専門的な教育を受けたスペシャリストが疾患リーダーとなって、最新の診療・治療手技を積極的に導入しています。


▼　備考　DPC病名別　患者数上位３位　▼
DPC6桁コード　DPC病名　症例数
060340　胆管（肝内外）結石、胆管炎　186
060050　肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）　171
060102　穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患　134
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル法における諸検査 258 2.51 3.06 0.39% 70.88 ○
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患　経皮的冠動脈形成術等 203 2.91 4.71 0.49% 69.58 ○
050130xx99000x 心不全 177 18.47 17.95 7.91% 81.96
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 107 3.86 5.51 0.00% 66.98 ○
050030xx97000x 急性心筋梗塞（続発性合併症を含む。）、再発性心筋梗塞 88 11.15 13.02 1.14% 67.03
循環器科では狭心症や慢性虚血性心疾患による入院が多数を占めています。 心臓カテーテルを用いた冠動脈の拡張やステント留置治療を積極的に行っています。心房細動等の頻脈性不整脈に対してはカテーテルアブレーション（不整脈発生部位を高周波で焼く治療） も数多く実施施行しています。
当科では常勤スタッフが24 時間365 日体制で循環器領域すべての疾患に対応します。虚血性心疾患、不整脈疾患、心不全などの治療のみならず、生活習慣病の管理にも積極的に取り組んでいます。


▼　備考　DPC病名別　患者数上位３位　▼
DPC6桁コード　DPC病名　症例数
050050　狭心症、慢性虚血性心疾患　506
050130　心不全　287
050070　頻脈性不整脈　130
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
0400801199x00x 肺炎等（1歳以上15歳未満） 177 5.97 5.79 0.00% 4.08 ○
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他） 129 5.09 6.02 0.00% 1.24
030270xxxxxxxx 上気道炎 86 4.91 4.83 0.00% 2.10
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 83 4.46 5.50 0.00% 4.04
040100xxxxx00x 喘息 75 6.31 6.42 0.00% 3.88
小児科では血液・腫瘍、ウィルス・感染症、循環器、アレルギー、神経・筋、腎などの分野で知識と経験を持つ医師が対応しています。さらに小児内科全般としてその他の幅広い領域で必要な初期対応が可能です。より高度な、あるいはより専門性の高い医療が必要であると判断された場合やご希望が強い場合などには、各大学をはじめ多くの専門施設と連携を取り、しかるべき施設にご紹介して検査や治療を依頼しています。
また、救命救急センターを有し、夜間・休日も含め、小児の救急対応も積極的に引き受けています。


▼　備考　DPC病名別　患者数上位３位　▼
DPC6桁コード　DPC病名　症例数
040080　肺炎等　199
040090　急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他）　129
030270　上気道炎　86
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 97 4.13 5.85 1.03% 72.55 ○
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 91 6.93 9.08 0.00% 69.76
060150xx03xxxx 虫垂炎 84 4.64 5.60 0.00% 30.61 ○
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 71 5.94 7.61 0.00% 61.15 ○
060330xx02xxxx 胆嚢疾患（胆嚢結石など） 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 65 5.32 6.82 0.00% 61.28 ○
外科には一般外科と血管外科があります。

一般外科で扱う対象疾患は、消化器、乳腺・内分泌、血管、 呼吸器など幅広い臓器の、良･悪性疾患、外傷による臓器損傷などです。 DPC症例ではないため集計されませんが、ヘルニアが最も多く、その次に腸閉塞と虫垂炎が多くなっています。その他に胃・大腸のがん手術も増加しています。
“合併症の少ない質の高い外科治療”をモットーに、患者さんがここで手術を受けてよかったと思っていただけるように鋭意努力しています。高度医療機関で行うような技術を要する癌治療から日常的に多く発生する疾患や緊急症例まで幅広くかつ丁寧に取り扱っています。低侵襲な鏡視下手術（胸腔鏡や腹腔鏡を用いた手術）にも力を注いでいます。


血管外科では動脈閉塞性疾患と下肢静脈瘤の症例が飛躍的に増加しました。血管疾患は基本的には良性疾患ですので、「安全第一」を基本方針として治療に望んでいます。動脈瘤の治療も積極的に行っています。


▼　備考　DPC病名別　患者数上位３位　▼
DPC6桁コード　DPC病名　症例数
060210　ヘルニアの記載のない腸閉塞　153
050170　閉塞性動脈疾患　149
060020　胃の悪性腫瘍　129
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術　肩、股等 214 28.70 27.63 58.41% 82.56 ○
160800xx97xxxx 股関節大腿近位骨折 その他の手術あり 41 22.71 20.64 36.59% 74.05 ○
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。） 36 12.14 20.57 69.44% 74.06
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷（スポーツ障害等を含む。） 腱縫合術等 32 7.00 11.91 0.00% 35.69
160700xx97xx0x 鎖骨骨折、肩甲骨骨折 手術あり 26 3.12 5.86 0.00% 45.77
整形外科は内臓と頭部を除く，身体の運動機能を司る部分の診断と治療にあたるため、 その守備範囲が広く，多くの疾患の診断･治療を行っています。特に高齢者に多い大腿骨近位部骨折は増加しており、その他に胸椎や腰椎の骨折症例が多くなっています。 骨折、外傷の手術は早期手術を目指しており、当日に行うことも珍しくありません。また、骨折症例では早期に退院し、リハビリ病院への転院が高くなっています。また人工関節置換術や関節鏡を使用した靱帯再建術、半月板修復術にも積極的に取り組んでいます。脊椎、関節といった慢性疾患の方も多数みえます。


▼　備考　DPC病名別　患者数上位３位　▼
DPC6桁コード　DPC病名　症例数
160800　股関節大腿近位骨折　263
160850　足関節・足部の骨折、脱臼　53
160690　胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）　38
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 11 5.82 4.28 0.00% 51.45
161000x199x0xx 熱傷・化学熱傷・凍傷・電撃傷（Burn Index10未満 - - 12.64 - -
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外） - - 8.78 - -
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。） - - 5.11 - -
080150xx97xxxx 爪の疾患 - - 5.24 - -
形成外科では、日本形成外科学会の定める11項目を中心に各種形成外科診療を行なっています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満） 64 20.14 19.35 50.00% 69.11
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 55 10.62 11.83 1.82% 76.85 ○
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 49 7.63 7.52 10.20% 62.57
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術あり 26 10.23 9.87 11.54% 72.15
010230xx99x00x てんかん 26 18.00 7.12 15.38% 59.19
脳神経外科では、脳腫瘍、脳血管障害（主に脳出血、くも膜下出血、内頸動脈狭窄症、もやもや病、脳動静脈奇形など）、 頭部外傷全般、三叉神経痛、片側顔面けいれんなどの機能的脳神経疾患、てんかん（症候性も含む）、 水頭症、感染症など脳神経外科全般に渡って診療しています。
近年では、非外傷性頭蓋内血腫が最も多く、その他に下垂体疾患や脳室内疾患に対して 脳内視鏡手術、脳梗塞の血管内治療として血栓吸引術を行っています。
頸部内頚動脈狭窄症の治療や未破裂脳動脈瘤の対応は、いずれもガイドラインに沿った治療方針について、わかりやすく丁寧な説明を心がけています。


▼　備考　DPC病名別　患者数上位３位　▼
DPC6桁コード　DPC病名　症例数
010040　非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）　121
160100　頭蓋・頭蓋内損傷　98
010050　非外傷性硬膜下血腫　57
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
050050xx0101xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 - - 23.36 - - ○
050050xx0151xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 大動脈バルーンバンピング法等あり - - 27.95 - -
050020xx01xxxx 心臓の良性腫瘍 - - 24.84 - -
050050xx01111x 狭心症、慢性虚血性心疾患 - - 42.60 - -
050080xx01010x 弁膜症（連合弁膜症を含む。）　ロス手術（自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術）等 - - 24.70 - -
一昨年に心臓血管外科を再開しました。近年では冠動脈バイパス術、大動脈弁狭窄症に対する弁置換術、大動脈瘤および大動脈解離に対する手術など動脈硬化性病変への手術も多く、糖尿病や腎機能障害を合併したリスクの高い症例が増えています。各患者さんの病態や合併症を良く検討した上で、より安全で最良の心臓外科手術を進めてまいります。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
080011xx99xxxx 急性膿皮症 40 11.55 11.97 0.00% 62.93
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外） 13 8.46 8.78 0.00% 72.31
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 10 11.00 8.96 0.00% 67.40
080090xxxxxxxx 紅斑症 10 7.40 10.37 0.00% 51.90
080110xxxxx0xx 水疱症 - - 30.11 - -
皮膚科では、皮膚の細菌感染症、ウィルス感染症である帯状疱疹、紅皮症などの炎症性疾患をはじめ、全身処置が必要な入院を多く扱っています。
多種多様な皮膚トラブルは、性別、年齢など、それぞれ個々に感じ方も違います。その患者さんの「困っていること」について、少しでも力になれるように真摯に向き合い、病気に対し共に立ち向かうパートナーになれるように、努めてまいります。


▼　備考　DPC病名別　患者数上位３位　▼
DPC6桁コード　DPC病名　症例数
080011　急性膿皮症　42
080006　皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外）　17
080020　帯状疱疹　10
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 経尿道的手術 71 6.01 7.44 0.00% 73.77 ○
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 27 11.96 12.43 3.70% 67.15
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 25 4.24 5.83 0.00% 57.72
180010x0xxx0xx 敗血症（1歳以上） 19 15.68 19.24 0.00% 73.53
110310xx01xx0x 腎臓または尿路の感染症　経皮的腎（腎盂）瘻造設術等 14 15.00 14.67 7.14% 65.57
泌尿器科では、腎・尿管、膀胱と前立腺、精巣などの尿路および男性生殖器の疾患を対象とします。 膀胱腫瘍における手術の大部分は経尿道的手術となっています。 また、前立腺肥大の手術療法に、レーザーを用いた経尿道的核出術を導入予定です。既存の手術に比べ、合併症が少ない特色があります。安全で効率のよい医療を目標としております。


▼　備考　DPC病名別　患者数上位３位　▼
DPC6桁コード　DPC病名　症例数
110070　膀胱腫瘍　101
110310　腎臓または尿路の感染症　48
11012ｘ　上部尿路疾患　33
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 83 10.13 10.05 0.00% 47.71 ○
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 47 2.98 5.12 0.00% 64.30 ○
120070xx01xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術等 45 9.16 10.36 0.00% 46.24 ○
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 28 8.86 9.44 0.00% 73.96 ○
120140xxxxxxxx 流産 23 1.61 2.43 0.00% 33.52 ○
産婦人科の治療分野は周産期（妊娠・分娩）、腫瘍、生殖・内分泌（不妊症）、 女性のヘルスケア（思春期・更年期）の4つに大きく分けることができます。 周産期分野は、助産外来・院内助産・産後ケア入院(他院分娩でも可)、公開講座おっぱいのクラス、お産のクラス、帝王切開のクラス、産後おっぱい外来（桶谷式乳房ケア含む）、産前産後ヨガ、わらべうたベビーマッサージなど助産師が妊婦さんとじっくり向き合い、きめ細かいケアをしていることが特徴です。悪性腫瘍は手術、化学療法、放射線治療をガイドラインに従って行っています。良性婦人科疾患は積極的に内視鏡手術を取り入れています。一般不妊治療は人工授精までで、子宮卵管造影を行っています。


▼　備考　DPC病名別　患者数上位３位　▼
DPC6桁コード　DPC病名　症例数
12002ｘ　子宮頸・体部の悪性腫瘍　102
120060　子宮の良性腫瘍　85
120010　卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍　66
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
020220xx97xxx0 緑内障 20 3.15 9.15 0.00% 69.20 ○
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 13 3.92 2.91 0.00% 77.15 ○
020240xx97xxx0 硝子体疾患 - - 7.01 - - ○
020370xx99xxxx 視神経の疾患 - - 11.09 - -
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 - - 7.72 - -
眼科では非DPC症例のため集計されていませんが白内障を中心に、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、緑内障などの加療が大半を占めています。白内障手術に関しては入院、日帰りの両方で行っています。入院を希望されている方や成熟白内障で合併症リスクの高い方などは入院加療となります。糖尿病黄斑浮腫や網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫に対しての硝子体注射も行っております。今年度から、広角眼底観察システムの「Resight」が導入予定となっており、硝子体手術の環境が整ってきます。予定手術での硝子体手術症例も今後当院で対応可能となります。


▼　備考　DPC病名別　患者数上位３位　▼
DPC6桁コード　DPC病名　症例数
020220　緑内障　21
020110　白内障、水晶体の疾患　15
020240　硝子体疾患　-
耳鼻いんこう科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 73 4.38 5.24 0.00% 66.25 ○
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 67 7.48 8.12 0.00% 15.87 ○
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 54 4.89 5.50 1.85% 39.65 ○
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 20 5.75 7.47 0.00% 58.30 ○
030428xxxxxxxx 突発性難聴 15 7.47 9.37 6.67% 62.20 ○
耳鼻いんこう科は耳（聴覚、平衡覚）、鼻（嗅覚）、のど（味覚、咀嚼、発声）など様々な機能を有する感覚器を扱う診療科であります。
耳領域では突発性難聴や中耳炎といった耳疾患やメニエール病などのめまい疾患、鼻領域では副鼻腔炎や鼻中隔湾曲症、鼻腔腫瘍に対する検査や手術、のど領域では習慣性扁桃炎の手術や声帯ポリープといった喉頭の手術も行っております。また、悪性腫瘍についても可及的速やかな診断と治療を心がけております。


▼　備考　DPC病名別　患者数上位３位　▼
DPC6桁コード　DPC病名　症例数
030400　前庭機能障害　73
030230　扁桃、アデノイドの慢性疾患　67
030240　扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎　55
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準（※）		 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 62 28 17 45 28 40 1 6,7
大腸癌 54 36 70 55 42 32 1 6,7
乳癌 27 18 6 5 9 7 1 7
肺癌 15 1 30 108 130 42 1 6,7
肝癌 19 23 10 23 21 89 1 6,7
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約
現在、日本で罹患率の高い5つのがん（胃がん・大腸がん・乳がん・肺がん・肝がん）の病期（Stage）ごとに年間の延べ入院患者数を集計したものです。がんの症例数を病期ごとに調べることで、その病院のがんの診療幅（早期～末期）を知ることができます。
胃癌、大腸癌、肝癌、肺癌、乳癌について早期癌から進行癌まで幅広い病期を診療していることが分かります。また再発癌では肝癌が最も多くなっています。肺癌で不明が多いのは、気管支内視鏡検査を実施した段階では詳細な癌の stage 分類ができていないためです。
これらのがんの治療は、手術療法、化学療法、放射線療法を単独または組み合わせて行います。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数		 平均年齢
軽症 33 10.58 54.15
中等症 185 15.54 78.83
重症 44 21.48 84.27
超重症 27 17.59 78.15
不明
成人（15 歳以上）の肺炎患者さんについて重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計したものです。肺炎は罹患率が高い上、死亡率も高く、悪性新生物、心疾患についで国民の死亡原因の上位に位置する疾患のひとつです。
当院で治療している肺炎を分類すると、比較的重症度の低い症例が多く、高齢者ほど重症化しやすいことが分かります。重症化する前に早期診断、早期治療に努めてまいります。


※重症度分類は市中肺炎ガイドラインによる重症度分類システム（Ａ-ＤＲＯＰシステム）によって分類しています。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 - 30 5.87 69.60 3.33%
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 - - - - -
I63$ 脳梗塞 3日以内 348 19.95 74.05 31.32%
その他 34 17.76 76.82 29.41%
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの - 26 8.69 71.35 3.85%
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの - - - - -
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> - - - - -
I679 脳血管疾患，詳細不明 - - - - -
脳梗塞の患者さんについて病型別に患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示したもです。発症日から3日以内とそれ以降に分けて集計しているのは、脳梗塞治療が早期発見、早期治療により治療成績が異なるためです。当院では発症後3日以内の脳梗塞を多く扱っていることがわかります。脳梗塞に対する発症4 時間30分以内のアルテプラーゼ静注療法は薬剤の投与開始が早ければ早いほど良い治療です。約8年間で450例を超える症例実績があり、重症例よりも軽症例ではより効果的です。
転院率は、当院で急性期治療を行った後、地域の回復期リハビリテーション病院でリハビリテーションを行うため転院した割合を示しています。脳梗塞は麻痺等による機能障害が残るため機能回復のために1/3の症例でリハビリテーション病院へ転院し、2/3の症例は自宅等へ退院しています。
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K610-3 内シャント設置術 68 5.69 13.81 5.88% 69.37 ○
K6147 血管移植術、バイクリニカル
パス移植術（その他の動脈）		 27 5.85 13.59 3.70% 72.33
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 21 2.05 3.43 0.00% 67.52
K608-3 内シャント血栓除去術 19 0.42 2.95 5.26% 73.42
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 - - - - -
人工透析を開始する前に、シャント（腕の動脈と静脈をつなぎ合わせる手術で、 静脈に多くの血液が流れるようにする）を造る必要があります。このシャントを使い、日々の透析治療を行います。
内科手術では、シャントの造設とシャント閉塞に対する治療のための手術が多く、一部は外来においても行われています。
また、腹膜透析を開始する前に腹部にカテーテルを入れる手術も行っています。
消化器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満） 280 0.30 2.36 0.00% 69.34 ○
K654 内視鏡的消化管止血術 102 1.38 10.14 3.92% 67.87 ○
K6152 血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（選択的動脈化学塞栓術） 90 2.36 10.37 2.22% 73.50 ○
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 65 2.82 11.58 4.62% 70.58 ○
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 58 1.29 7.66 0.00% 72.91 ○
消化器科での手術は内視鏡を使用するものが多く、最も多いものは大腸にできたポリープを切除する手術です。
また、消化管出血に対して内視鏡を使って止血する手術も多く取り扱っています。
このように内視鏡を利用する手術では患者さんの負担や在院日数が軽減されます。
循環器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 189 1.20 2.58 1.06% 70.74 ○
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 90 0.80 3.26 0.00% 69.39 ○
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 63 0.03 12.56 3.17% 65.75
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの 37 0.19 6.11 0.00% 67.81 ○
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術 その他のもの 22 1.36 3.27 0.00% 58.64 ○
狭心症や急性心筋梗塞に対して、心臓カテーテルを用いた閉塞した冠動脈を拡張するためのステント（網目状の小さな金属製の筒）を留置する手術を多く扱っています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 145 1.26 4.74 0.00% 61.49 ○
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 108 0.69 4.69 1.85% 72.76 ○
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側） 86 0.93 2.49 0.00% 61.15 ○
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 68 0.16 2.28 1.47% 60.47 ○
K7181 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 64 0.20 4.36 0.00% 32.80 ○
外科では安全かつ低侵襲な手術を心掛けています。特に胆嚢摘出や鼠径ヘルニアの手術では腹腔鏡を使います。そのため開腹手術よりも手術から退院までの日数が短くなっています。
血管外科では血管内治療が中心となります。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 157 1.61 22.92 50.96% 80.60 ○
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 75 4.08 28.65 61.33% 82.32 ○
K0731 関節内骨折観血的手術 肩、股、膝、肘 62 1.66 18.63 29.03% 69.77 ○
K0483 骨内異物（挿入物を含む）除去術（下腿） 31 0.84 4.52 0.00% 46.74 ○
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 31 3.45 24.77 3.23% 69.71 ○
整形外科で扱う手術は主に骨折です。
特に大腿骨や股関節の骨折は高齢者の転倒によって多く発生します。 当院で手術された患者さんの平均年齢をみてもわかるように80歳を超えています。
高齢者が多いこともあり、手術後の入院日数が長期になると、日常動作の改善目的でリハビリテーション病院への転院が増加しています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外） 長径３センチメートル以上６センチメートル未満 - - - - -
K0912 陥入爪手術 爪床爪母の形成を伴う複雑なもの - - - - -
K0064 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外） 長径１２センチメートル以上 - - - - -
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部） 長径２センチメートル以上４センチメートル未満 - - - - -
K013-21 全層植皮術（２５ｃｍ２未満） - - - - -
皮膚、皮下腫瘍摘出術等を主に扱っています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 68 0.66 12.62 7.35% 75.69 ○
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 26 4.73 7.08 0.00% 71.35
K1781 脳血管内手術（１箇所） 15 2.47 14.67 20.00% 62.07
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング １箇所 14 2.79 20.50 7.14% 57.29
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの - - - - -
高齢者に多い硬膜下血腫を除去するための手術を多く取り扱っています。
その他、脳へ血液を送る主要な血管である頚動脈が動脈硬化症や炎症、外傷などによって狭くなる頸動脈狭窄に対してステント （網目状の小さな金属製の筒）を留置することで脳への血液の流れを改善する治療も行っています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K552-21 冠動脈、大動脈バイクリニカル
パス移植術（人工心肺不使用）（１吻合）		 - - - - - ○
K5943 不整脈手術（メイズ手術） - - - - -
K552-22 冠動脈、大動脈バイクリニカル
パス移植術（人工心肺不使用）（２吻合以上）		 - - - - - ○
主に冠動脈バイパス術を行っています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K8036ｲ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 76 1.34 6.95 1.32% 74.55 ○
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 29 2.17 9.17 0.00% 67.52
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 25 0.40 3.84 0.00% 58.28
K8411 経尿道的前立腺手術 電解質溶液利用のもの 15 3.67 8.27 0.00% 77.67 ○
K843 前立腺悪性腫瘍手術 12 1.08 14.17 0.00% 69.50 ○
膀胱癌に対する経尿道的手術を多く取り扱っています。 また尿路結石に対するステント術やレーザーで結石を破砕する手術を多く取り扱っています。
クリニカルパスを使用し、効率的かつ安全な医療を提供できるよう努めています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術（両側） 開腹によるもの 112 1.49 8.39 0.89% 49.26 ○
K867 子宮頸部（腟部）切除術 61 0.00 2.00 0.00% 39.43 ○
K877 子宮全摘術 29 1.48 9.28 0.00% 45.90 ○
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術（両側） 腹腔鏡によるもの 19 0.95 6.11 0.00% 41.95 ○
K9121 子宮外妊娠手術 開腹によるもの 18 0.22 6.94 0.00% 30.78 ○
卵巣腫瘍において卵管や卵巣を摘出する子宮附属器腫瘍摘出術、子宮摘出術等を多く扱っています。
腹腔鏡での手術も年々増加傾向にあります。
クリニカルパスを使用し、効率的かつ安全な医療を提供できるよう努めています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K2821ﾛ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 234 0.0 3.2 0.00% 74.77 ○
K279 硝子体切除術 14 0.0 4.1 0.00% 77.93 ○
K2682 緑内障手術 流出路再建術 - - - - - ○
K2683 緑内障手術 濾過手術 - - - - - ○
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの - - - - - ○
白内障の手術を多く扱っています。
クリニカルパスを使用し、効率的かつ安全な医療を提供できるよう努めています。
耳鼻いんこう科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 クリニカル
パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 45 1.07 6.89 0.00% 20.22 ○
K370 アデノイド切除術 17 1.00 6.00 0.00% 4.76 ○
K340 鼻茸摘出術 13 0.00 3.85 0.00% 66.15 ○
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術ＩＩＩ型（選択的（複数洞）副鼻腔手術） 12 0.67 5.92 0.00% 55.33 ○
K6261 リンパ節摘出術 長径３センチメートル未満 - - - - - ○
当科では扁桃腺を摘出する口蓋扁桃手術を多く扱っています。
クリニカルパスを使用し、効率的かつ安全な医療を提供できるよう努めています。
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 35 0.27%
180010 敗血症 同一 46 0.36%
異なる 102 0.80%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 102 0.80%
異なる - -
臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして、重篤な疾患である敗血症、播種性血管内凝固症候群、手術・術後の合併症、その他の真菌症について発症率を集計しています。
播種性血管内凝固症候群や敗血症は原疾患治療中に発生する合併症と考えます。これらは重篤な合併症であるため、病院全体で減少に取り組んでまいります。
術後の合併症には薬剤性アレルギーや術後の感染症を含んでいます。
各傷病において、入院契機と異なる症例の発生率（すなわち院内の発生率）は昨年度と比較し減少傾向にあります。
更新履歴
2017/9
初版