更新日:平成24年01月27日

放射線科

特色

当科では、CT・MR・アイソトープ検査の画像診断と放射線治療を行なっています。

画像診断部門では、迅速な読影を心がけ、読影結果を検査当日中に各科主治医宛てにレポートすることにより、早期かつ的確な治療に役立てています。また、病診連携(病院と診療所が連携をとりながら診療を行うこと)により、市内開業医からの依頼検査にも積極的に取り組み、肺がん検診の2次読影にも携わっています。

放射線治療部門では、機能と形態を大切にしQOL(生活の質)の向上を目指す治療を行なっています。外来でなるべく多くの方に受けていただけるよう、市販のものや独自に考案した固定具を使用し、原体照射法や多門照射法を駆使して、副作用が少なく精度の高い放射線治療を行っています。

平成22年度の診療

画像診断部門

CT検査
X線を用い、体の中の様子をコンピュータ処理することにより、体のあらゆる部分の輪切りの画像(横断像)のほか、立体的な3次元画像も得ることができます。当院では最新の64列マルチスライスCT1台と、16列マルチスライスCT2台のCT装置を使用しています。造影剤を静脈注射して、より詳細な診断を行ったり、脳や胸腹部および四肢の血管の形状を評価(CTアンギオグラフィ)したりすることもできます。
検査は予約制ですが、救急の場合にはその都度撮影しています。

平成22年度の検査件数は約29,000件でした。

MR検査
X線を用いずに強い磁場と電波を利用し、コンピュータ処理をして体の中の構造を画像化する検査です。当院では、1.5T(テスラ)と1Tの2台の装置を使用しています。放射線被曝が無く、造影剤を注射しなくても非侵襲的に血管像(MRアンギオグラフィ)が得られますし、胆管や膵管(MRCP)・尿路(MRウログラフィ)の画像も得られるといった利点があります。一方、強力な磁場を使用しているために、ペースメーカー等を装着している場合や体の中に金属が入っている場合には、検査ができないかあるいは画像が劣化してしまうという欠点を持っています。
検査は予約制ですが、昼間に限っては救急検査にも対応しています。
平成22年度の検査数は約9,000件でした。
アイソトープ検査
少量の放射線医薬品(ラジオアイソトープ)を注射または服用して、その体内での分布をガンマカメラでとらえることにより、各臓器の機能や病巣の部位の特定などを行なうことができます。全身の画像が短時間で得られ、またカメラを回転させながら撮像してコンピュータ処理をすることにより任意の方向の断層像(SPECT)も得られます。当院では2台のSPECT対応ガンマカメラを備えています。

平成22年度の検査件数は約1,000件でした。

放射線治療部門

医療用直線加速器を用いて、各種の悪性腫瘍や良性腫瘍の治療を行っています。当院では、4MVおよび10MVの2種類のX線と6MeV~15MeVの6種類の電子線を使用することができ、疾患によって使い分けています。放射線治療単独の場合もありますが、多くの場合は各科の主治医と連携しながら、化学療法や手術と併用して治療効果を高めます。CTで得られた画像をもとに3次元治療計画装置を用いて放射線治療の範囲を決定し、病巣以外の正常組織にできるだけ照射しないようにして副作用を少なくしていますので、約半数の方が外来で治療を受けています。また、体力が無くて手術や化学療法が困難な方でもほとんどの場合に放射線治療が可能です。

平成22年度の放射線治療は、延べ4,000件、新規受療者数166人でした。その内訳の主なものは、転移性骨腫瘍44例、乳癌温存術後照射17例、頭頸部腫瘍41例、子宮がん7例であり、その他は直腸がん・膀胱がん・食道がんなどで計57例でした。最近では前立腺がんの根治を目指した局所照射や、早期乳がん症例で、がんのある部分だけを一部切除し(温存手術)、術後に残存乳腺全体に放射線をかける治療法が増加しています。

放射線科医師

平成23年4月1日現在

職名 医師名 所属学会 資格
部長 安藤 啓一 日本医学放射線学会
日本IVR学会
日本肺癌学会
日本医学放射線学会専門医
医長 富田 均 日本医学放射線学会
日本IVR学会
日本医学放射線学会専門医
医師 森 聡一郎 日本医学放射線学会
日本核医学会
日本乳癌学会
マンモグラフィ検診精度管理中央委員会
日本医学放射線学会専門医
PET核医学認定医
マンモグラフィ読影認定医

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