更新日:平成24年04月17日

内科

特色

糖尿病・脂質異常症・甲状腺疾患などの代謝内分泌疾患、腎炎・ネフローゼ症候群・腎不全などの腎疾患全般を中心に診療しているほか、膠原病・感染症・血液疾患など特定の臓器疾患以外の全身疾患の診療にも当たっています。この中で治療の中核となっているのは、糖尿病治療と透析治療です。

糖尿病は長期にわたり自己管理が必要な疾患です。この自己管理を支援するため教育に力点を置くとともに、対話を重視したきめ細やかな診療を目指しています。また、近年増加する一方の糖尿病性腎症への対応はその初期段階から始めるべきであるというのが我々の理念ですが、当科では糖尿病専門医(渡邊・佐々木・松田)と腎臓病専門医(渡邊・成瀬)が連携し、糖尿病初期段階から末期腎不全までの対応を一貫して行っています。

透析センター

透析センターは、透析センター長の成瀬医長の指導の下、ベッド数25床で運営されています。ベッド数が限られているため、慢性維持透析は密接な連携関係を保っている近隣の透析施設に依頼しており、透析導入・合併症発生時などの急性期管理を主に行っています。

女性専用外来

平成15年4月より県下の公立病院としては初めて、女性医師(渡部)による女性専用外来を行っています。

女性専用外来は、女性が気軽に相談できるように、女性内科医師が体と心の相談に対して十分な問診を行い診療を行うという目的で開設されたものです。この女性専用外来は完全予約制で、必要に応じて専門医を紹介するなど、適切な医療を提供しています。予約は専用電話0568-57-0048で、平日の午前9時から午後3時の間に受け付けています。

平成21年度の治療(疾病別、症例数 等)

糖尿病の外来通院患者数は約2000人、入院患者数は200人で、その治療には、当科医師以外の様々な医療職(看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、理学療法士、臨床心理士)があたりチーム医療を実践しております。療養指導チームには、日本糖尿病療養指導士認定機構認定資格をもつコメディカル・スタッフが12名(看護師3名、薬剤師3名、管理栄養士2名、臨床検査技師2名、理学療法士2名)おり、糖尿病療養指導の中心的役割を担っています。
今年度から、新たに糖尿病指導外来(完全予約制。一般外来で、当外来での治療適応とされた方が対象です。)を開設しました。この糖尿病指導外来に療養指導士資格を持つ看護師を配置し、インスリン外来導入指導など糖尿病在宅医療にきめ細やかな対応ができる様にしております。仕事などの理由で入院が出来ず、血糖コントロール不良のままであった方も、インスリン外来導入により、血糖コントロールを改善できるようになりました。
糖尿病教育入院は、血糖コントロールと並行して糖尿病教室などの糖尿病教育プログラムを実施しております。教育プログラムは、従来1サイクル2週間(1日1時間1項目)のプログラムを行っておりましたが、各方面からの要望に応えまして、2日間(2日で7項目、1項目40分)のプログラムに変更し、3泊4日教育入院クリニカルパスも用意させていただいております。
血糖コントロールの入院期間につきましては、血糖コントロールの良否・慢性合併症の状態により様々ですが、概ね3〜4週間が必要です。一見長く思えますが、これだけの期間をかけることで、入院時インスリン治療しか選択肢がない症例でも、経口血糖降下薬で治療可能となることがあります。
糖尿病慢性合併症に対しては、他科との連携を密にして治療に当たっています。特に、糖尿病網膜症については眼科と、糖尿病性足病変については血管外科・形成外科・整形外科・皮膚科の協力を得ることで、この地域での重症糖尿病性壊その発症件数は確実に減少傾向となっております。

内分泌疾患に関しては過去1年間で、甲状腺疾患(バセドウ病・橋本病など)下垂体疾患(先端巨大症・クッシング病)副腎疾患(クッシング症候群・原発性アルドステロン症・褐色細胞腫・副腎偶発腫など)副甲状腺疾患(原発性副甲状腺機能亢進症)などの診断治療を行っております。

透析導入症例は年間70例です。透析に関しては血液透析だけではなく、CAPD(自己管理腹膜透析)も積極的に扱っています。また、若い方に対しては在宅血液透析指導も行い、社会的背景を考慮した上で最も適切な透析医療を提供できる体制を整えています。

ブラッドアクセスに関する手術も可能な体制をとっており、近隣の透析施設のみならず、JR中央線沿線の他県からの要請にも応えています。シャント閉塞などのブラッドアクセスの異常で紹介される症例の中には、再手術を行わずバルーンカテーテルによる血管拡張術で対応可能な症例もあり、侵襲を軽減できるため近年積極的に行っています

急性腎不全への対応も万全で、年間約20例の緊急透析導入を行なっています。そのほかにも神経内科や消化器科から依頼される潰瘍性大腸炎・ギランバレー症候群・多発性骨髄腫などへの血漿交換療法も実施しています。

腎疾患には原発性腎疾患と称される疾患群があり、この治療に際しては腎生検による正確な診療が必要となります。年間約20~30例の腎生検を行い、正確な診断と適切な治療の提供に努めてきました。この5年間に、稀なグッドパスチャー症候群も3例経験し、近年話題となっている血管炎症候群も多数経験しています。また、膠原病の方も多数通院していますが、経験豊富な医師が対応し、ステロイド治療・免疫抑制剤治療時には、本人ならびに家族の方にEBM(科学的根拠に基づく医療)に基づく十分な情報提供を行い、治療法を納得した上で選択できるように配慮しています。


内科医師

平成23年4月1日 現在

職名 医師名 所属学会 資格
院長 渡邊 有三 日本内科学会
日本腎臓学会
日本透析医学会
日本糖尿病学会
日本骨代謝学会
日本内科学会認定内科医、指導医、評議員
日本腎臓学会専門医、指導医、評議員
日本透析医学会専門医、指導医、評議員、理事
日本糖尿病学会専門医
日本骨代謝学会評議員
名古屋大学医学部医学科臨床教授
日本医師会産業医
医務局長 佐々木 洋光 日本内科学会
日本糖尿病学会
日本病態栄養学会
日本静脈経腸栄養学会
日本内科学会認定内科医、専門医、指導医
日本糖尿病学会研修指導医、専門医、評議員
日本病態栄養学会評議員
日本医師会産業医
部長 透析センター長 成瀬 友彦 日本内科学会
日本腎臓学会
日本透析医学会
日本内科学会認定内科医、専門医、指導医
日本腎臓学会専門医
日本透析医学会専門医
日本医師会産業医
臨床検査部長 医長 渡部 啓子    
糖尿病センター長 医長 松田 淳一 日本内科学会
日本糖尿病学会
日本内分泌学会
日本肥満学会
日本甲状腺学会
日本病態栄養学会
米国糖尿病学会
日本内科学会認定内科医、専門医、指導医
日本糖尿病学会専門医
日本内分泌学会専門医、指導医
日本医師会産業医
医長 渡邊 智香 日本内科学会
日本糖尿病学会
日本内分泌学会
日本内科学会認定内科医
医師 杉山 豊 日本内科学会
日本腎臓病学会
日本透析医学会
日本内科学会認定内科医
医師 押谷 創 日本内科学会
日本腎臓病学会
日本透析医学会
日本内科学会認定内科医
医師 古林 陽一 日本内科学会  
専修医 横江 優貴    

pagetop