更新日:平成24年01月19日
腎・尿管、膀胱と前立腺、精巣などの尿路および男性生殖器の疾患を診療しています。
泌尿器科では多い疾患で、突然の激しい側腹部痛、腰背部痛が特徴です。
あまりの痛さに救急車で時間外に来院する方が多く見られます。
大部分は小さな結石で自然排石可能ですが、大きな結石は手術治療が必要となります。
最近はメスを使う手術をせずに体外衝撃波結石破砕装置で体を傷つけることなく結石を細かく破砕して自然排石を促す治療法が標準となっています。
当院も平成13年から最新式の装置が導入され平成15年度には193例施行し、治療成績も良好でした。
どの部位の結石も麻酔せずに軽い鎮痛剤のみで治療可能です。
入院せず通院での治療が主で、治療後帰宅できます。
この治療で破砕困難な方もいますが、その場合もメスを入れない非侵襲的な内視鏡による結石摘出術を行っています(経尿道的結石摘出術)。
60才を過ぎた方に見られ頻尿(特に夜間)、排尿困難(尿が出にくい)、尿意切迫(トイレに間に合わずもらしてしまう)などの症状が特徴です。進行すると尿閉(まったく尿が出なくなる)となり、さらに腎機能が悪くなる場合もあります。軽い場合は薬物療法で効果が得られますが、進行している場合は経尿道的切除術(TUR-P)で体にメスを入れない手術を行います。
入院期間は10日から14日ほどです。下半身麻酔で手術翌日から食事も歩行も可能となります。
最近増加しつつあります。
最近は、PSAという血液検査(腫瘍マーカー)で早期に発見されることが多くなりました。当院でもPSA検査、超音波検査などを行い、疑わしい場合は組織検査(直腸からの細い針による生検)を積極的に行い早期発見に努めています。20例から30例を見つけています。
治療は早期の場合は手術(前立腺全摘出術)で根治できますが、まだ症例は多くありません。また、内分泌療法(男性ホルモンを無くしてしまう方法)も効果が高く、現在約130人の方を治療しています。1か月または3か月に一度の注射で済むので、体に負担はかかりません。
50歳を過ぎたら早期発見のため、症状がなくてもPSA検査を受ける事をお勧めします。
血尿(全く、痛みが無く)が主症状です。内視鏡検査で診断がすぐにつき、年間約30例を見つけました。ほとんどの場合、簡単な経尿道的内視鏡手術(TUR-Bt)で治療ができ、平成19年度は、延べ77人(再発例を含む)の方に行いました。ただし腫瘍の根が深い浸潤例はTUR-Btでは取りきれないので、根治手術(膀胱全摘術)が必要となります。
最近では、足の動脈にカテーテルを挿入し、選択的に膀胱に行く動脈に抗腫瘍剤を注入(骨盤動脈坑腫瘍剤注入療法)し、さらに、放射線治療を併用して膀胱を温存(摘出しない)する治療も行っており効果をあげています。BCGの膀胱内注入療法も、上皮内腫瘍や多発する腫瘍に対して有効で、通院治療により年間約5例行っています。
健診や人間ドッグで早期に見つかることが多くなっており、年間約10数例の治療をしています。治療は腎臓を摘出する手術(腎摘出術)が原則です。腫瘍が小さい場合は、腫瘍のみ摘出し腎臓を温存できる場合もあります。また、最近は非侵襲的な内視鏡(腹腔鏡)下で摘出することも可能となり、当院でもその導入を検討しています。
若年男性に見られる悪性腫瘍で、年間2~3例みられます。治療は精巣摘出術で比較的簡単な手術です。転移がある症例に対しては抗腫瘍剤の点滴や放射線治療により根治率が高くなります。基本的には早期治療が必要なため、精巣が腫れてきたら(痛くなくても)早めに受診してください。
新薬の登場で、効果がみられるようになりました。恥ずかしがらずに相談してください。
平成23年4月1日 現在
泌尿器科
特色
腎・尿管、膀胱と前立腺、精巣などの尿路および男性生殖器の疾患を診療しています。
腎・尿管結石
泌尿器科では多い疾患で、突然の激しい側腹部痛、腰背部痛が特徴です。
あまりの痛さに救急車で時間外に来院する方が多く見られます。
大部分は小さな結石で自然排石可能ですが、大きな結石は手術治療が必要となります。
最近はメスを使う手術をせずに体外衝撃波結石破砕装置で体を傷つけることなく結石を細かく破砕して自然排石を促す治療法が標準となっています。
当院も平成13年から最新式の装置が導入され平成15年度には193例施行し、治療成績も良好でした。
どの部位の結石も麻酔せずに軽い鎮痛剤のみで治療可能です。
入院せず通院での治療が主で、治療後帰宅できます。
この治療で破砕困難な方もいますが、その場合もメスを入れない非侵襲的な内視鏡による結石摘出術を行っています(経尿道的結石摘出術)。
前立腺肥大症
60才を過ぎた方に見られ頻尿(特に夜間)、排尿困難(尿が出にくい)、尿意切迫(トイレに間に合わずもらしてしまう)などの症状が特徴です。進行すると尿閉(まったく尿が出なくなる)となり、さらに腎機能が悪くなる場合もあります。軽い場合は薬物療法で効果が得られますが、進行している場合は経尿道的切除術(TUR-P)で体にメスを入れない手術を行います。
入院期間は10日から14日ほどです。下半身麻酔で手術翌日から食事も歩行も可能となります。
前立腺腫瘍
最近増加しつつあります。
最近は、PSAという血液検査(腫瘍マーカー)で早期に発見されることが多くなりました。当院でもPSA検査、超音波検査などを行い、疑わしい場合は組織検査(直腸からの細い針による生検)を積極的に行い早期発見に努めています。20例から30例を見つけています。
治療は早期の場合は手術(前立腺全摘出術)で根治できますが、まだ症例は多くありません。また、内分泌療法(男性ホルモンを無くしてしまう方法)も効果が高く、現在約130人の方を治療しています。1か月または3か月に一度の注射で済むので、体に負担はかかりません。
50歳を過ぎたら早期発見のため、症状がなくてもPSA検査を受ける事をお勧めします。
膀胱腫瘍
血尿(全く、痛みが無く)が主症状です。内視鏡検査で診断がすぐにつき、年間約30例を見つけました。ほとんどの場合、簡単な経尿道的内視鏡手術(TUR-Bt)で治療ができ、平成19年度は、延べ77人(再発例を含む)の方に行いました。ただし腫瘍の根が深い浸潤例はTUR-Btでは取りきれないので、根治手術(膀胱全摘術)が必要となります。
最近では、足の動脈にカテーテルを挿入し、選択的に膀胱に行く動脈に抗腫瘍剤を注入(骨盤動脈坑腫瘍剤注入療法)し、さらに、放射線治療を併用して膀胱を温存(摘出しない)する治療も行っており効果をあげています。BCGの膀胱内注入療法も、上皮内腫瘍や多発する腫瘍に対して有効で、通院治療により年間約5例行っています。
腎腫瘍
健診や人間ドッグで早期に見つかることが多くなっており、年間約10数例の治療をしています。治療は腎臓を摘出する手術(腎摘出術)が原則です。腫瘍が小さい場合は、腫瘍のみ摘出し腎臓を温存できる場合もあります。また、最近は非侵襲的な内視鏡(腹腔鏡)下で摘出することも可能となり、当院でもその導入を検討しています。
精巣腫瘍
若年男性に見られる悪性腫瘍で、年間2~3例みられます。治療は精巣摘出術で比較的簡単な手術です。転移がある症例に対しては抗腫瘍剤の点滴や放射線治療により根治率が高くなります。基本的には早期治療が必要なため、精巣が腫れてきたら(痛くなくても)早めに受診してください。
性機能障害(インポテンツ)
新薬の登場で、効果がみられるようになりました。恥ずかしがらずに相談してください。
平成19年度の治療
腎結石
膀胱結石
膀胱腫瘍
腎腫瘍
前立腺肥大症
前立腺腫瘍
腎盂尿管移行部狭窄
31例
11例
81例
5例
53例
42例
2例
尿道狭窄
停留精巣
精巣腫瘍
精巣回転症
陰のう水腫
6例
3例
1例
3例
4例
平成19年度の手術
TUR-P
TUR-Bt
腎摘出術
精巣固定術
精巣摘出術
31例
77例
3例
3例
1例
尿管ステント留置
経皮的腎瘻造設
前立腺全摘術
膀胱腺全摘術
腎尿管全摘術
30例
10例
4例
4例
2例
泌尿器科医師
平成23年4月1日 現在