更新日:平成24年01月19日

心臓血管外科

特色

心臓大血管疾患には手術治療でしか救命できないもの、内科治療よりも手術治療の方が生命予後改善効果の高いものが存在します。

当科は、外科的治療により、心臓・血管の病気の方が内服する薬を減らし、病院に入院する機会を減少させることを究極の目標としています。春日井市民病院の基本理念を尊重し、手術および術後の説明には十分に時間をかけて治療を受ける方や家族の方との相互信頼を大切にしています。根拠に基づいた治療法を提案し、詳細な説明をさせていただき、納得した治療法を選択していただける環境づくりを心がけています。

当科では成人の虚血性心疾患、弁膜症、胸部大動脈疾患に対する手術治療を行っています。

虚血性心疾患に対するオフポンプ冠状動脈バイパス術など、手術合併症を回避する工夫はもちろん、長期開存性を考慮した動脈グラフトデザイン、僧帽弁閉鎖不全症に対する僧帽弁形成術、不整脈に対するメイズ手術など、長期にわたってQuality of lifeを維持し、生命予後を改善する治療にあたっています。

冠状動脈バイパス手術では、内胸動脈、橈骨動脈、胃大網動脈といった動脈グラフトを多用し、人工心肺を使用しない心拍動下のバイパス手術(off-pumpCABG)にも、高齢、脳梗塞の既往のある方を中心に積極的に取り組んでいます。

弁膜症の手術では、僧帽弁閉鎖不全において積極的に弁形成手術を行い、できる限り自己弁の温存に努めています。人工弁置換を要する場合には、手術後の生活がより安全で快適になるよう人工弁を選択し、術式を工夫しております。また、弁膜症状に合併した不整脈(心房細動)に対しては、メイズ手術を積極的に適用しています。

また、当科では、現在行っている診療に安住することなく、より質の高い、安全な診療を行うよう受診者の管理・手技の質を不断に向上させることを心がけています。

平成21年度の治療

下記のとおりの手術を行いました。平成20年度及び21年度は手術死亡はなく、全例歩行退院されています。これからも良好な手術治療を提供できるよう努めてまいります。

手術症例数

平成20年度 平成21年度
冠状動脈バイパス術のみ 18例 20例
胸部大動脈人工血管置換術
胸部大動脈人工血管置換術(単独) 8例 3例
胸部大動脈人工血管置換術+冠状動脈バイパス術 1例 1例
胸部大動脈人工血管置換術+弁手術 1例 1例
弁膜症手術
単弁手術 6例 7例
複合弁手術 5例 3例
弁膜症手術+冠状動脈バイパス術 2例 4例
(うち、メイズ手術) (2例) (2例)
(うち、僧帽弁形成術) (7例) (4例)
その他 2例 7例

心臓血管外科医師

平成23年4月1日現在

職名 医師名 所属学会 資格
部長 萩原 啓明 日本胸部外科学会
日本心臓血管外科学会
日本外科学会
日本循環器学会
日本胸部外科学会認定医、専門医
心臓血管外科専門医
日本心臓血管外科学会国際会員
日本外科学会専門医
第2部長
血管内治療センター長
ブラッドアクセスセンター長
大場 泰洋 日本外科学会
日本消化器外科学会
日本心臓血管外科学会
日本脈管学会
日本血管外科学会
日本静脈学会
腹部救急医学会
日本外科学会専門医
日本消化器外科学会認定医
名古屋大学医学部医学科臨床講師
医長 金 純
医長 中山 智尋 日本胸部外科学会
日本心臓血管外科学会
日本小児循環器学会
日本集中治療医
医師 籾田 葵

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